アルヴィッド・リンドブラッドは現在、FIA F2選手権にカンポス・レーシングからルーキーとして参戦しており、6戦を終えた時点でドライバーズランキング3位につけ、タイトル争いの中心にいる。スウェーデンとインドの血を引くイギリス人ドライバーは、レッドブルが擁する若手の中でも有力候補と見なされている。

レッドブルは、リンドブラッドが8月8日に18歳を迎える前にスーパライセンスを取得できるよう、FIAに特別申請を行った。このライセンスにより、F1マシンでのフリー走行(FP1)セッションに出走することができる。現時点では、週末を通してのフル参戦が可能かどうかは明らかではない。

注目すべきは、マックス・フェルスタッペンが現在ペナルティポイント11点を抱えており、レース出場停止のリスクに瀕している点である。6月を乗り切っても、数か月間は9点が残る見通しだ。もし事態が動けば、FP1でのリンドブラッドのパフォーマンス次第では、大胆な決断としてレース出場のチャンスが巡ってくる可能性もある。