BWT Alpine F1 Team

25年前半戦は12戦終了時点で最下位・19点と急降下した。名門エンストンのチームとしては過去最悪の滑り出しで、開幕3戦連続Q1落ちも経験した。
今季の全得点はピエール・ガスリーが稼いだもので、雨の英国GP6位が最高位、ドライバーズ13位止まり。序盤で0点だったジャック・ドゥーハンは第7戦から外され、新人フランコ・コラピントが起用されたがここまで得点はない。
A525はピーキーな空力特性とルノーPUのパワー不足が重なり直線で抜けず、アップデートで軽量化したもののオーバーステアが増幅。戦略面でもピット判断の遅れが目立ち、チームはブリアトーレ復帰や技術トップ交代で揺れ、ボッタス招聘の噂まで流れる。
後半戦はルノー最後のPU改良と大型フロア投入で0.2秒削減を掲げる。ガスリーの堅実なポイント拾いとコラピントの成長が噛み合えば8位浮上も射程に入るが、信頼性と組織の安定が鍵になるだろう。
悪名高いブリアトーレの指揮下となり、PUのスイッチ、チーム売却やホーナー参画などな微妙な話題が多いチームとなったが、中段争いに復帰できるか。