2024年のF1シーズンは予選でも激しい戦いが繰り広げられ、チーム内でのライバル関係が再び注目を集めた。予選はドライバーにとって、レース展開を左右する重要な舞台であり、その一発の速さが心理的にも大きな影響を与える。以下では、全10チームの予選成績を振り返る。


レッドブル

  • スプリント予選:フェルスタッペン 6-0 ペレス

マックス・フェルスタッペンは2024シーズンを通じて予選で圧倒的な力を発揮し、チームメイトのセルジオ・ペレスに大差をつけた。シーズン序盤の6戦で全てポールポジションを獲得したフェルスタッペンは、ペレスが唯一勝利を収めたのはバクーGPだけだった。


メルセデス

  • スプリント予選:ラッセル 5-1 ハミルトン

ジョージ・ラッセルは2024年、メルセデスでの予選バトルでルイス・ハミルトンを圧倒。序盤5戦を全勝したラッセルは、その後も安定した速さを維持し、予選成績で圧倒的なリードを築いた。


フェラーリ

  • スプリント予選:ルクレール 3-3 サインツ

シャルル・ルクレールは一発の速さで評価が高く、チームメイトのカルロス・サインツに対して予選で優位を保った。2024年がフェラーリでの最後のシーズンとなるサインツは善戦したものの、ルクレールの速さには及ばなかった。


マクラーレン

  • スプリント予選:ノリス 4-2 ピアストリ

ランド・ノリスは予選でオスカー・ピアストリに圧倒的な成績を残し、マクラーレン内での優位を確立した。ピアストリも健闘したものの、ノリスの一貫した速さには及ばなかった。


アストンマーティン

  • スプリント予選:アロンソ 3-3 ストロール

フェルナンド・アロンソは予選でランス・ストロールを圧倒し、2度のワールドチャンピオンとしての実力を見せつけた。ストロールは一時的に改善を見せたものの、シーズン後半はアロンソの独壇場となった。


アルピーヌ

  • スプリント予選:ガスリー 4-2 オコン

ピエール・ガスリーとエステバン・オコンの戦いは予選でほぼ互角だったが、スプリント予選ではガスリーが優勢だった。オコンがシーズン終盤で健闘したが、僅差でガスリーが勝利した。


ウィリアムズ

  • スプリント予選:アルボン 1-2 サージェント
  • スプリント予選:アルボン 2-1 コラピント

アレクサンダー・アルボンは予選で安定した速さを見せ、チームメイトを上回り、ウィリアムズ内でのエースとしての地位を固めた。


RB

  • スプリント予選:角田裕毅 1-2 リカルド
  • スプリント予選:角田裕毅 1-2 ローソン

角田裕毅は昨年から3人のチームメイトを相手に大健闘。全てのチームメイトに対して優位を保ち、予選での強さを見せた。今季ローソンに対しては全勝となった。


キック・ザウバー

  • スプリント予選:ボッタス 5-1 周冠宇

バルテリ・ボッタスは予選で周冠宇を圧倒。タイムアタックでの強さを発揮し、シーズンを通じてその実力を証明した。


ハース

  • スプリント予選:ヒュルケンベルグ 3-2 マグヌッセン

ニコ・ヒュルケンベルグは予選でケビン・マグヌッセンを上回り、タイムアタックでの実力を証明した。一方で代役を務めたオリバー・ベアマンに対しては苦戦を強いられた。