「F1」は今年75周年、2025年前半戦を終えて、集客マーケティングの成果を公表した。ファン層は世界で8億2700万人に達したという。


F1 75周年

2025年の開幕は、F1の75周年を祝う革新的なイベント「F1 75 Live」でスタートした。ロンドンO2アリーナのチケットは20分で完売し、16,000人の観客が集結。全10チームが新シーズンのマシンカラーを発表し、世界的アーティストによるライブとともに華やかな演出が繰り広げられた。

  • ロンドンO2アリーナのチケットは20分で完売
  • 世界37地域で42の放送パートナーが生中継
  • F1公式SNSでは750万人が視聴、同時接続数は120万人を突破
  • YouTube配信は史上最高の視聴数を記録し、過去最高の倍以上の再生回数を達成
  • TikTokでは63%が非フォロワーからの視聴で、新規ファン層を開拓

「F1 ザ・ムービー」 ― 歴史を塗り替えた大ヒット作

6月末に世界同時公開された「F1 ザ・ムービー」は、公開から瞬く間に歴史的快挙を成し遂げた。

  • 世界興行収入は6億ドルを突破し、Apple史上最大のヒット作に
  • 「カーズ2」を超えて史上最高のスポーツ映画となり、ブラッド・ピットの出演作で最大の興行収入を記録
  • Rotten Tomatoesで観客評価97%、CinemaScoreでは最高ランク「A」を獲得
  • 撮影は複数のグランプリで行われ、185時間を超える映像と2,000時間以上のF1公式映像が使用
  • 1,900人ものスタッフが参加し、各レースには約400人が従事

F1観客動員数

シーズン前半14戦の累計観客数は390万人に達し、史上最大規模を記録した。このペースは2024年の観客動員数、年間650万人を超えるペースとなっている。

  • 14戦中11戦が完売
  • オーストラリアGP 46.5万人、イギリスGP 50万人といった40万人超の動員も
  • カナダGP(35.2万人)、ベルギーGP(38.9万人)など300k超えの大会が続出

デジタルと視聴率

F1オフィシャルのSNSフォロワー数は1億760万人に達し、2018年比で5倍以上。若年層を中心に急成長を続けている。

  • YouTube再生数は前年比+30%、オーストラリアGPのハイライトは1週間で1,300万再生
  • 米国では視聴者数が前年比+23%増加、若年層視聴率も14%アップ
  • 中国でもファン数が39%増、女性比率46%と新しい層が拡大

パートナーシップの拡大

2025年前半には、ディズニー、ペプシコ、LEGO、バリラ、LVMHといった世界的ブランドが続々とF1と提携。LVMHは公式タイムキーパーTAG Heuer、ルイ・ヴィトン、モエ・エ・シャンドンを含む10年契約を結んだ。


世界に広がるファンダム

世界のF1ファンは8億2700万人に達し、NBAを超えて世界最大の年間スポーツシリーズとなった。ファン層は若年化と多様化が進み、35歳未満が43%、女性比率も42%へと拡大している。