F1は、YouTubeの人気番組「Chicken Shop Date」の企画/司会/プロデューサー、アメリア・ディモルデンバーグとタッグを組み、新番組『Passenger Princess(パッセンジャー・プリンセス)』を発表した。全4話構成のYouTubeオリジナルシリーズとして、配信予定となっている。

この番組では、アメリアが運転免許取得を目指し、究極のインストラクターであるF1ドライバーたちから運転を学ぶ。ジョージ・ラッセル、オスカー・ピアストリ、オリバー・ベアマン、カルロス・サインツの4人がアメリアの教官を務め、彼女に運転の極意を伝授する。ユーモアとF1のスピード感が融合した作品だ。

『Drive to Survive』や『F1 The Movie』の成功に続くこの新企画は、F1が進める「オリジナルコンテンツ戦略」の一環であり、レース週末以外でもF1の魅力を発信し、より幅広い層のファンを獲得する狙いがある。

現在、F1ファンは世界で8億2000万人を超え、そのうち43%が35歳未満、女性ファンも42%と2018年の37%から増加している。今回のコラボレーションは、アメリアが展開するYouTubeチャンネル『Chicken Shop Date』など、合計315万人のフォロワーを持つ若年層のファン層へ、F1の新たな魅力を届ける試みだ。

F1のチーフ・コマーシャル・オフィサーであるエミリー・プレイザーは語った。

「このコラボレーションは、急速に拡大する若年層ファンとつながるための新しいパートナーシップだ。『Passenger Princess』は、アメリアのウィットと魅力、そしてF1の興奮を融合させた作品になる。世界でも有数の伝統あるサーキットであるスパ・フランコルシャンを舞台に、どんな化学反応が生まれるのか、私たち自身も楽しみにしている。」

『Passenger Princess』は2025年のベルギーGPの際に撮影され、アメリアのYouTubeチャンネルで公開される。各エピソードの詳細や、アメリアが挑戦する課題の内容は、配信前に順次発表される予定。