カルロス・サインツは、1月のバルセロナで予定していたシェイクダウンを欠場して失った走行距離について、「取り戻せた」との見方を示した。一方で、マシンFW48には改良すべき領域が「かなり多い」とも明かし、チームの課題が残っている現状を強調した。

ウィリアムズは開発の遅れにより、先月末に行われた非公開のバルセロナ走行を見送った。周回を重ねてデータを集める冬季テストは、各陣営にとって時間との競争だ。ウィリアムズはそのスタートが他陣営より遅れた形だった。

ただ、バーレーンでの走行が2週目に入った時点で、サインツは手応えを口にした。

「テストという意味では、この数日で僕らが必要としていたこと、つまりバルセロナで失った時間を“たくさんの走行距離”で取り戻すことについては、うまくやれたと思う。マシンは最初から信頼性高く走っている」

信頼性が確保できれば、限界点と弱点がより明確になる。サインツはその裏返しとして、改善点の多さを隠さなかった。

「それによって限界や、改善しないといけない領域が分かってくる。残念だけど、改善が必要なところはかなり多い」

チームの進め方は段階的だという。まずは周回を稼いで基礎データを確保し、その後にタイムを探る。サインツは今週から、ようやく性能とセットアップの最適領域を本格的に詰め始めたと説明した。

「でも言った通り、先週の主題は走行距離だった。今週はようやく、ラップタイムとパフォーマンスを少し引き出そうとし始めている。もっと良い“セットアップの窓”に入れていきたい」

では、その「セットアップの窓」を見つけるとは何か。サインツは、バルセロナ欠場の影響が準備の遅れとして残ったと語った。

「つまり、テストを欠場してスケジュール的に少し遅れている、という意味だ」
「バルセロナで最初に“どこにマシンを置くべきか”を見つけられないと、セットアップ理解の面で一段遅れる」

加えて、先週のバーレーンは強風で各車とも条件が難しかったという。今週は風が落ち着き、状況が平常に近づいたことで、挙動の予測性も改善したと見る。

「先週は誰にとっても本当に厳しいコンディションだった。毎日すごく、すごく風が強かった。今週は急に風が弱まって、もっと普通の条件になった」
「みんなにとって、マシンはずっと予測しやすくなって、運転もしやすくなっていると思う。でも僕らも、これらのレギュレーションに合わせてセットアップを少し変える調整をしてきた。正しい方向に進んでいるように見える」