2026年シーズンに向けたカウントダウンが進む中、マクラーレンのオスカー・ピアストリが自らのマネジメント体制を組み替えた。ただし本人は、舞台裏での決定的な衝突や“何かが起きた”という見方を明確に否定した。
ピアストリが強調したのは、変更は「事件」ではなく「形を変える判断」だったという点だ。昨季のある局面が引き金になったという憶測にも、釘を刺した。
「特定の何かがあったわけじゃない。ただ、いろいろなものを少し違う形にするという決断をしただけだ。」
一方で、重要人物が去ったわけではない。元F1ドライバーのマーク・ウェバーは引き続きピアストリのマネージャーとして残る。ただし今季はサーキットでの帯同を減らし、商業面の仕事へ比重を移すという。ピアストリは関係が揺らいでいないことも明言した。
「マークは今も本当に深く関わっているし、ここ数週間も何度も連絡を取っている。」
「ただ、これからは以前ほど現場にはいない。変更は本当にその程度だ。だから、何か特定のきっかけがあったわけじゃない。」
現場で目立つ役割を担うのは、ペドロ・マトスだ。マトスは2021年にプレマでピアストリのF2レースエンジニアを務めた人物で、ピアストリの“トラックサイド”を支える存在として前に出る。加えて、オーストラリア人のメンタルパフォーマンスコーチ、エマ・マレーもレース週末での関与を増やすという。
体制の微調整は、ドライバーたちが新しい技術サイクルへの適応を迫られているタイミングとも重なる。プレシーズンの走行はバルセロナとバーレーンで行われ、ステアリングの向こう側でも変化が必要になっているとピアストリは語った。
「間違いなく学びの曲線だった。」
「ドライバーとしてやらなきゃいけないことの中に、昨年とは明確に違うものがまだ残っている。」
「ただ、そういう運転を最適化するという意味では、特に僕らドライバーは新しく必要なことを理解し始めている。」
「チーム側も、いまは“こう運転しないといけない”ことに合わせていろいろ調整している。だから改善はしている。でも以前とはまだ全然違う。」
「自然な流れとして、みんなパフォーマンスを見つけてきているし、パフォーマンスが上がれば、いわゆる快適性みたいな部分も少し良くなる。僕らは前進している。メルボルンがどうなるか見てみよう。」
