ルイス・ハミルトンが、昨季の苦い時間に区切りをつけた。フェラーリで迎える2026年シーズンへ向け、自身は「リセットされ、リフレッシュした」と言い切り、再出発の姿勢を鮮明にした。昨季は24戦で表彰台が一度もなかった。7度の世界王者にとって、異例の空白だった。
舞台はバーレーンだ。冬のテストに姿を現したハミルトンは、表情も身のこなしも軽かったという。フェラーリのSF-26はロングランやレースシミュレーションで手応えを示し、1周の速さだけでなく、鋭いスタート加速も印象づけた。テストの段階に過ぎないが、チームとファンが期待を抱く材料にはなった。
ハミルトンはSNSで、この2週間を振り返り、まずテスト終了を報告した。言葉は、ベテランというより、競技に恋をし直した新人のような熱量だった。
「テストはこれで終わりだ。1つのチームが、あらゆる手を尽くしてクルマを作り上げる姿を見るのは刺激的だ。僕にとって、この仕事でいちばん魅力的なのはそこだ。すべてがゼロから作られ、何度も設計され直す。そして、そのマシンを試せるのは、ほんの一握りの僕たちだけだ。あの感覚は、いつまで経っても色あせない」
感謝は現場にも向けられた。マラネロのファクトリーで働くスタッフに対し、努力を見逃していないと明言した。
「ファクトリーにいるチームのみんなに、ここまで来るためのハードワークに心から感謝を伝えたい!!。本当に感謝している」
さらに、仕事そのものへの愛情と、ファンの存在が自分を支えていることも強調した。
「僕はこの仕事が本当に大好きだし、チームと一緒に働いて、ファンのために走るのが好きだ。僕は自分がやっていることをできているのが、本当に幸運だ。そして、これからのシーズンが楽しみだ」
今回の投稿で最も生々しかったのは、自身の“落ち込み”を率直に認めた部分だ。休養は、身体を整えるだけでは足りなかったという。自分の輪郭を取り戻す時間が必要だった。
「僕はリセットされ、リフレッシュした。僕はどこにも行かない。だから、僕についてきてほしい。一瞬、僕が誰なのかを忘れていた。でも、あなたたちと、あなたたちの支えのおかげで、そんなマインドセットはもう見せない」
2026年はF1参戦20年目のシーズンになる。そこに向け、ハミルトンは結びも強い。これは近況報告ではなく、宣言だった。
「僕は、何をしなければならないか分かっている」。これは、とんでもないシーズンになる。僕は、今日ここにいるためにすべてを捧げてきた。さあ、頑張ろう!!! 」
