2026年のF1は大幅なレギュレーション刷新で勢力図が塗り替わると見られている。バーレーンテストはヒントこそ示したが、決定打はまだない。そんな不確実性の中で、4度の世界王者セバスチャン・ベッテルが“直感”に基づくタイトル候補を挙げた。マックス・フェルスタッペンでも、マクラーレン勢でもなかった。ベッテルが指名したのはジョージ・ラッセルだった。
ベッテルはServusTV出演時、まずメルセデスに目を向けるのは自然だとしつつ、同じPUを積むマクラーレンの存在も強調した。そのうえで最終的な結論として、ラッセル個人を推した。
「一方で、今見えている範囲から言えば、メルセデスを推すのはたぶん悪い選択じゃない。」
「ただ、マクラーレンも意図的にメルセデスエンジンを使っているし、ここ数年も悪くない仕事をしてきた。」
「それでも僕はジョージを選ぶ。彼はとても賢いと思うし、どれだけ自分を鍛えているかも知っている。ドライバーとして“自分が何を持ち込めば差を作れるか”を理解できるだけの頭の良さがあると思うからだ。」
「そういうことができるドライバーは何人もいる。でも今の状況なら、僕の直感ではジョージが、メルセデスと一緒に今年いちばんうまくやるはずだ。」
一方のラッセルは浮かれた様子を見せていない。バーレーンでの走行後、焦点は“純粋な速さ探し”ではなく、アップデートとマシン理解だと語った。
「昨日は良い初日だったし、今朝のバーレーンでも生産的に走れた。」
「今回の僕らのプログラムは、必ずしも純粋なパフォーマンスを見つけることに集中していたわけじゃない。アップデートを理解して、W17についてもっと知ることが目的だった。それをやり切れたし、午前セッションでは誰よりも多く周回できた。」
「メルボルンへ向かう前に、トラック上での最終日がまだ残っている。テスト1で失った走行分は取り戻せたけど、明日もやることは山ほどある。」
「午後にまたクルマに戻るのが楽しみだし、チームがバーレーンをできるだけ良い形で終えられるように集中する。」
「今日もライバルは単発もロングランも印象的だった。だから金曜に走行距離を積み増すことはとても重要だ。」
