F1の2026年プレシーズンテスト最終週が、バーレーンで本格的に動き出した。開幕戦まで残る走行日はあと3日しかなく、各チームは新規定車の信頼性確認とデータ収集を最優先しながらも、速さの輪郭を隠し切れなくなってきた。
午前セッションで最初に強い印象を残したのはフェラーリのシャルル・ルクレールだった。SF-26で1分33秒739を記録し、今冬テスト最速を更新した。さらに今季初の「1分34秒の壁」を破り、早い段階で技術面と心理面の節目を越えた形になった。
2番手はマクラーレンのランド・ノリスで、ルクレールから0.313秒差だった。ロングランでも落ち着いた挙動を見せ、安定した周回を積み重ねた。3番手にはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが入り、前週よりペースを大きく改善した。上位3人はいずれも50周超を走り、速さだけでなく走り切る力も示した。
一方で、午前は“噛み合わない”チームも出た。レッドブルは水系トラブルでプログラムが乱れ、アイザック・ハジャーの走行周回が大きく伸びなかった。アストンマーティンも新ホンダPUに絡む技術的問題に悩まされ、フェルナンド・アロンソは長い時間ガレージに留まった。
中団ではウィリアムズのアレックス・アルボンが4番手につけたが、首位からは約2秒離された。アルピーヌはピエール・ガスリーが序盤に一時トップへ立ったものの、最終的には5番手で午前を終えた。ハースのエステバン・オコンは堅実にまとめ、アロンソの前でセッションを終えた。アウディのニコ・ヒュルケンベルグも着実に周回を重ね、9番手だった。
周回数で目立ったのはレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドで、午前最多の75周を記録した。キャデラックはセルジオ・ペレスが出走開始が遅れ、走行量を稼げないまま最下位で折り返した。午後セッションでは、各チームがセットアップ最適化とロングランの精度をさらに詰める流れになる。
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タイムシート:バーレーンテスト Day4 午前・中間時点
1. シャルル・ルクレール(フェラーリ)1:33.739 70周
2. ランド・ノリス(マクラーレン)+0.313 1:34.052 54周
3. アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)+0.419 1:34.158 69周
4. アレックス・アルボン(ウィリアムズ)+1.951 1:35.690 55周
5. ピエール・ガスリー(アルピーヌ)+2.159 1:35.898 61周
6. アイザック・ハジャー(レッドブル)+2.449 1:36.188 13周
7. エステバン・オコン(ハース)+2.679 1:36.418 65周
8. フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)+2.797 1:36.536 20周
9. ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)+3.002 1:36.741 49周
10. アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)+3.030 1:36.769 75周
11. セルジオ・ペレス(キャデラック)+4.452 1:38.191 24周
