バーレーンで行われているプレシーズンテストの3日目午前セッションで、メルセデスのジョージ・ラッセルが最速タイムを記録した。ここまで信頼性面で苦しんだメルセデスにとって、流れを変える一撃だった。

ラッセルは午前を通じて基準タイムを段階的に更新し、最終的に1分33秒918を記録した。このタイムは昼休憩まで破られず、今回テスト全体でも最速ラップになった。さらに周回数も重ね、安定性と一貫性に軸足を移したチームの姿勢を裏付けた。

2番手はフェラーリのルイス・ハミルトンで、ベストは1分34秒209だった。首位との差は0.291秒で、フェラーリも僅差で食らいついた形だ。上位2台はいずれも前日(木曜)の最速タイムを下回り、路面状況の改善と各車のパフォーマンスラン強化を感じさせた。

一方でセッション序盤には赤旗が出た。原因はキャデラック陣営のバルテリ・ボッタスが停止したことだ。マーシャルは速やかに車両を回収し、進行の遅れは最小限に抑えられたが、ボッタスはその後ガレージでの時間が長く、短いインストレーション走行に限られた。キャデラックは週の序盤にも別件のトラブルが起きており、課題が尾を引いている。

それでも全体のペースは落ちなかった。各チームはテスト期間中でもっとも競争力のあるタイム領域へ踏み込み、午前の段階から攻めた走行が目立った。

  1. ジョージ・ラッセル(メルセデス)1:33.918/21周
  2. ルイス・ハミルトン(フェラーリ)+0.291/1:34.209/14周
  3. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)+1.423/1:35.341/10周
  4. オリバー・ベアマン(ハース)+2.054/1:35.972/15周
  5. オスカー・ピアストリ(マクラーレン)+2.472/1:36.390/15周
  6. フランコ・コラピント(アルピーヌ)+2.956/1:36.874/16周
  7. カルロス・サインツ(ウィリアムズ)+3.268/1:37.186/35周
  8. リアム・ローソン(レーシングブルズ)+3.320/1:37.238/18周
  9. ガブリエル・ボルトレト(アウディ)+3.618/1:37.536/8周
  10. ランス・ストロール(アストンマーティン)+4.505/1:38.423/12周
  11. バルテリ・ボッタス(キャデラック)+4.854/1:38.772/15周