映画『F1』の続編が動き出した。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは2月10日、ハリウッド・リポーター主催のノミニーズ・ナイトで、続編の開発を公式に認め、「物語を練っている。かなり良い」と語った。さらに米ロサンゼルスで開かれたアカデミー関連行事ではBBCにも「続編に取り組んでいる」と述べ、噂段階だった計画を“確定情報”に引き上げた。

鍵を握るのはルイス・ハミルトンだ。前作でプロデューサー兼クリエイティブ・コンサルタントを務めた7度の王者と「話をしており、アイデアを提示して意見を聞いている」という。続編の方向性は、F1当事者の知見をどう物語に落とし込むかに左右される見通しだ。

一方、主演級の再登板は未確定だ。ソニー・ヘイズ役のブラッド・ピットら主要キャストについて、ブラッカイマーは「まだ言えない」と含みを残した。前作は、90年代の天才ドライバーが30年ぶりにF1へ復帰し、低迷する架空チームAPXGPを救うため、若手ジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)と組んで終盤戦に挑む物語だった。

2025年6月公開で世界興収6.33億ドルを記録し、2026年アカデミー賞で作品賞や視覚効果賞など4部門にノミネート。2023〜24年シーズンの実戦レースと並走して撮影した“本物の空気”が評価され、監督ジョセフ・コシンスキーも次章への意欲を示していた。現在、作品はApple TVで配信中だ。