アストンマーティンの2026年型マシン「AMR26」は、開幕前テストの段階でつまずいた。フェルナンド・アロンソはその出来に強い不満を抱いていると報じられ、2月13日のバーレーンで苛立ちが表面化したという。

チームには天才デザイナー、エイドリアン・ニューウェイが加わった。だが、期待とは裏腹に滑り出しは重い。記事によれば、最初の亀裂はバルセロナでのシェイクダウンから始まった。アストンは現地入りが遅れ、走り出して間もなくマシンが止まったという。

その流れはバーレーンでも続いた。パワーユニットを供給するホンダは、ライバル勢に対して後れを取っている可能性があると報じられ、データ上の異常を検知した結果、ランス・ストロールが36周でコース上に止まる事態にもつながったとされる。

スペイン人ジャーナリストのアントニオ・ロバトは、木曜のアロンソの所作が状況を物語っていたと伝えた。ロバトはSNSで当時の場面を次のように表現した。

「彼はクルマから降りて、グローブを投げ捨てた。彼らは狙っていた場所にいない。近くですらない」

さらにロバトは、より重い見立てが“アロンソの内側”で語られているとも明かしたという。

「フェルナンドの身近な人と話した。そこで言われたのはこうだ。『また地獄の一年だ。また苦しむ一年だ』」

タイムシート上の数字も厳しい。記事では、アロンソは木曜に一定の周回をこなしたものの、ベストタイムはフェラーリのシャルル・ルクレールから約4秒遅れだったと説明されている。タイトルを狙う陣営としては致命的な差だ。

チーム内からも危機感は隠し切れていない。普段は慎重なストロールが、現時点のギャップを率直に口にした。

「今のところ、僕らはトップチームから4秒遅れている。4秒半だ。燃料搭載量や、みんなが何をしているかは分からない。でも今は、4秒分のパフォーマンスを見つけないといけない」