キャデラックは米国スーパーボウルのハーフタイムに合わせた映像演出の中で、同社は初のF1リバリーを正式に公開した。映像はタイムズスクエアの巨大ビルボードなどを織り込みながら、スタジオでの強いコントラスト表現へとつながり、フェラーリ製パワーユニットを積む新車の姿へ収束した。マシン名はまだ明かされていないが、ビジュアルの個性はすでに際立っている。
最大の特徴は、左右で完全に分割された大胆なツートーンだった。左側はグレイがかった白、右側は深い黒で、視線を強く引きつける。1999年のBAR 01を想起させる賭けにも見えるが、キャデラックの解釈はより現代的だ。
さらに、このマシンはカルチャーと競争の融合も強く押し出した。サイドポッドにはオーナーであるTWGモータースポーツのイニシャルが入り、プロジェクト初期段階にもかかわらずスポンサーもすでに並んだ。リアウイングにはスウェーデンのソフトウェア企業IFS、バージボードには米国のバーボン「ジムビーム」が確認できる。
また“ラテンの香り”も濃い。セルジオ・ペレスの長年のパートナーであるClaroとTelcelが掲出され、ノーズにはトミー・ヒルフィガーのロゴも入った。公開を受け、キャデラックF1のCEOダン・トゥーリスは、リバリーが単なる配色ではなく参戦の意思表示だと強調した。
「このリバリーは、単なるペイントスキーム以上の意味を持つ。僕たちが何者で、F1に何を持ち込むのかを示すものだ。あらゆるディテールに意図がある。大胆で、モダンで、ひと目でアメリカだと分かる。同時に、このスポーツを定義する伝統と精密さも尊重している。スーパーボウル、そしてタイムズスクエアという心臓部で初のレース用リバリーを公開したのは、パフォーマンスとカルチャーとエンタメが交差する地点で、世界に僕たちのアイデンティティを紹介するためだ。パドックの外にいる場所のファンともつながりたかった」
チーム代表グレアム・ロードンも、同じく“野心”を前面に押し出した。
「2026年のF1チャレンジャーのカラーを公開できて、僕は本当に誇りに思う。僕たちは、大胆な野心とイノベーションのリーダーシップを土台にしたチームだ。今日、世界で最も文化的に重要なスポーツイベントの一つに乗って、F1チームがこれまでにない形でそれを示した」
