アレックス・パロウを巡るマクラーレンとの法廷闘争は、インディカー王者アレックス・パロウが2022年に「2024年以降はマクラーレン(Arrow McLaren)で走る」契約を結びながら翻意し、チップ・ガナッシ残留を選んだ点にある。マクラーレンは「撤回で事業計画と商流が崩れ、スポンサー収入や成績連動収益が失われ、代替ドライバー確保やパト・オワードの年俸上積みなど追加コストも発生した」として英国高等法院で損害賠償を請求した。
判決(2026年1月23日前後の報道)では、パロウ側の契約違反自体が前提とされ、損害は概算で1200万ドルが認定された。 一方で、マクラーレンが主張したF1関連の損害(F1シートを巡る主張を含む)は退けられた。
パロウは声明で、F1側の請求が退けられたことを強調した。さらに、オスカー・ピアストリを巡ってマクラーレンとアルピーヌが争った過去にも関わったオトマー・サフナウアーへの謝意を述べた。パロウは引き続きチップ・ガナッシ・レーシングの全面支援を受けており、同チームも審理後に支持を再確認した。
「裁判所は、かつて約1500万ドルにのぼっていたマクラーレンの僕に対するF1の請求を、完全に退けた」
「オトマー・サフナウアーが専門的に助けてくれたことに感謝したい」
「裁判所の判断は、僕に対する請求が完全に誇張されていたことを示している」
「僕が、マクラーレンがF1のシートを用意できないと知ったあとで彼らのために走らない選択をした、ただそれだけで、これほど多くの時間と費用を費やして争うことになったのは残念だ」
「裁判所が価値がないと認定した主張もあった」
「マクラーレンに何らかの損害が認められたのは残念だ」
「僕の代わりに加入したドライバーから彼らが得たものを考えれば、彼らに損失は出ていない」
「僕は助言者とともに選択肢を検討している。現時点ではこれ以上コメントしない」
「チップ・ガナッシ・レーシングと迎える次のシーズンを楽しみにしている」
