デトロイトで2026年型マシンを披露してから数日。レーシングブルズは20日火曜日、イモラで新車「VCARB 03」をガレージから送り出し、早期シェイクダウンに踏み切った。

舞台はアウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ。灰色の空の下、路面は湿っていた。新車は限界走行で爪痕を残すためではなく、確実に機能させるために走り出した。ファエンツァを拠点とするチームは、新シーズンの慌ただしい準備期間に入る前に、すべてが想定どおりに動くかを一つずつ確認していった。

この日の走行距離は、F1の「デモンストレーションイベント」規定により15kmに制限されたと報じられている。それでも、エンジニアにとっては実走環境で「VCARB 03」を初めて見極める貴重な機会だ。焦点はタイムではなく、システムチェックだった。インストール手順の確認と、初期データ収集が淡々と進められた。

21日水曜日には、チームが保有する2日間の公認撮影日のうち1日を活用し、走行距離を伸ばす見通しだ。そこでリアム・ローソンと、ルーキーのアービッド・リンドブラッドの両者が、実りある周回を積み上げる機会を得る。

ローソンにとって、イモラでの走行はレーシングブルズで迎える初のフル参戦シーズンへの第一歩だ。並ぶリンドブラッドは、2025年に戦ったFIA F2選手権からのステップアップで、F1でのキャリアをここから始める。10代の彼は今季、グリッドに並ぶ5人目の英国人ドライバーとなり、レーシングブルズの2026年ラインアップには新たな興味も加わった。