マネーグラムがスポンサーから外れたことで、トヨタがタイトル枠を埋める形で支援を拡大した。これによりハースは2026年シーズン以降、新レギュレーション下で「TGR Haas F1 Team」として呼ばれることになった。アメリカの同チームはオンラインでの発表日も前倒しし、1月19日に実施した。

当初は1月23日に予定されていた。しかし同日にフェラーリとアルピーヌがすでに発表を行う状況だったため、ハースは公開日を繰り上げる判断を下した。従来どおり、チームは新型VF-26に施されたリバリーの写真を公開する形で新車を披露した。

マシンは企業カラーを維持しつつ、配置を変更した。さらにトヨタ・レーシングの影響が増し、昨季は主にリヤウイング周辺で目立っていたブランディングが、今年は車体全体でより強く打ち出されている。ドライバー体制も継続で、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンが引き続きコンビを組み、2年目のシーズンに臨む。

一方、F1グリッドにおける「アメリカ勢」の立ち位置も変わった。キャデラックが11番目のチームとして加わり、ハースはもはや唯一のアメリカ拠点チームではない。さらにフォードもレッドブル・パワートレインズとの提携で戦列に加わった。ただしハースは、メーカー参戦となるキャデラックとは異なり、独立系のアメリカ参戦チームとしての立場を保っている。

「他のチームと同じく、2025年を戦いながら、2026年の新レギュレーション車両を設計し、いまは製作まで進めるという課題に直面してきた」
とジーン・ハースは語った。
「プレシーズンは、これらのクルマが何を可能にするのか、そしてドライバー、エンジニア、チーム全体がそれにどう適応するのかを理解するうえで重要になるはずだ」
「少なくともドライバーはオリー(ベアマン)とエステバン(オコン)で継続できるし、設計・エンジニアリングチームも継続性がある」
「昨季の中団争いのレベルは例外的に高く、厳しい戦いだった。僕たちは再び現場に出て、コース上でもコース外でも開発を続けなければならない」
「個人的には、グリッド全体で勢力図がどう落ち着くのか、そして新レギュレーションが性能面で何をもたらすのかを見るのがとても楽しみだ」

チーム代表の小松礼雄も、シーズン序盤からの慌ただしさと、それでも揺るがない意欲を強調した。

「年明け早々に新車を発表するのは少し現実離れしているようにも感じるが、新しいF1シーズンに踏み出す興奮が薄れるわけではない。まして大きな規則変更のあるシーズンならなおさらだ」
「僕たちはバルセロナでのシェイクダウン・ウィークに向け、準備が整うよう全力で集中している」
「昨季の最終戦が終わってから1月にサーキットへクルマを出すまでの短い期間で、ここまで持ってくるのは並大抵ではない。チーム全員の努力は本当に大きい」
「これだけ話題が先行してきた以上、これらのクルマがどう走るのか、そしてこの先に何が待っているのかを見るのが待ちきれない」
「オーストラリアに向けてテストプログラムを進める前に、スペインとバーレーンでの走行時間は極めて重要になる」
「途中で課題が出てくるのは分かっているが、それでも僕たちがこれをやるのは、F1に情熱があるからだ」