フェラーリは、2026年シーズンに向けて周冠宇をリザーブドライバーとして保持しないことを正式に認めた。
「今季、フェラーリのリザーブドライバーとしての周冠宇の献身と貢献に感謝する。今後の幸運を祈る」
フェラーリはSNSでこう発信し、周との円満な別れを示した。
2024年末にザウバーを離れた後、2025年はアントニオ・ジョビナッツィとともにサポート役を担っていたが、フェラーリのリザーブとして過ごした時間は、周にとってF1のパドックに踏みとどまりながら、2026年のレースシートを探るための猶予でもあった。視線の先にあったのは、新規参戦するキャデラックF1だった。昨年初め、周は存在感を保ち続けることの厳しさを率直に語っていた。
「新しい顔ぶれは多いし、F1は本当に残酷なスポーツだ。短い期間で実力と精神的な強さを見せられなければ、簡単にふるい落とされる」
「僕はどんなチャンスでも、必ず待つ」
当時、周はキャデラック行きの憶測にも触れている。キャデラックは周のマネジメントと関係を持つ人物として知られるグレーム・ロードンをチーム代表に据えたが、それだけで話が決まるわけではないと釘を刺した。
「もちろん、グレームがキャデラックの代表になったのは本当にうれしい。でも、それが僕が必ずチームと結びつくという意味ではない。最終的に決めるのは別の人たちだ」
