レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2025年シーズン序盤にリアム・ローソンをわずか2戦で降格させ、レーシングブルズの角田裕毅を昇格させた判断に同意できなかったと明かした。豪州と中国で結果を残せなかったローソンは早期に交代となり、角田は2018年にダニエル・リカルドが去って以降で“5人目”のチームメイトとなった。短期決裁が常態化する体質が、チームの第2ドライバー問題をさらに難しくしている。

フェルスタッペンはViaplayの質問に対し、次のように語っている。
「チームメイトに対して2戦だけというのは、当時もちろん賛成できなかった。結局、トップチームでのチャンスを手放すことになる……そうやって、そのチャンスを潰してしまう。リアムはレーシングブルズでよくやった」
「『もういい、どうでもいい』となってもおかしくないが、2戦では決断が早すぎる。最終的にユウキが乗り込んだが、それがどれほど難しかったかを示している」

近年のレッドブルは、ガスリー、アルボン、ペレスらが定着できず、僚友が次々と入れ替わってきた。本人は運用思想そのものは変えない。
「もし僕がチーム代表なら、明確にナンバー1と2を置く。ただし、コンストラクターズを争えるだけのポイントを取るナンバー2が必要だ。明確な1と2だ」

2026年に新規則導入とともにイザック・ハジャーが新たな僚友となる点には期待も示した。
「それはまったく違う。新しいクルマ、新しい規則だ。そういう意味で、乗り込むのに適したタイミングだと思う」