リアム・ローソンが2026年に向け、予選一発の伸びしろを自ら突き付けた。来季のレーシングブルズ残留が固まり、いよいよ結果が求めらる立場に移る。その一方、2025年はチームメイトのアイザック・ハジャーに土曜の速さで後れを取った。22戦でローソンがハジャーを上回ったのは7回。最終的な成績はランキング14位、38点で、ハジャーとの差は13点だった。そうした現実が、来季へ向けた焦点を絞り込ませた。
シーズン終盤、ローソンは予選での引き出し不足を認めるコメントを残している。
「正直、僕にとっては間違いなく(予選は)より苦しかった。マシン自体はとても速いし、僕らが今季いちばん取り組んできたのは、クルマからも僕自身からも“1周”を絞り出すことだった。シーズンを通してかなり良くなったと思う」
「これだけ僅差だと、結局は全部をまとめ上げることが求められる。週末全体で完璧に実行するのは、それだけで十分に難しい。この僅差のシーズンで、それが本当に大きな課題だった。予選の流れがスムーズじゃないと、かなり多くを失ってしまう」
2026年、隣に座るのは新人リンドブラッド。ローソンに求められるのは、日曜の粘り強さを土曜のポジションで支えることだ。一発の位置取りが変われば、僅差の中団グループの中で戦い方も変わる。
