ルイス・ハミルトンの父であり元マネージャーでもあるアンソニー・ハミルトンが、英国で新会社を設立していたことが明らかになった。
英国の法人登記記録によれば、アンソニー・ハミルトンは「HybridV10」という企業を設立。あわせて「Hybrid World Series」「Hybrid World Commission」「Hybrid Grand Prix」「HybridV10 World Motorsport Festival」といった複数の関連商標も登録している。事業内容は、テレビ番組制作、広告、スポーツ関連事業とされている。
現時点で、ルイス・ハミルトンが関与しているという証拠はないが、フェラーリ移籍初年度が低迷し、契約最終年を迎えるタイミングでのこの動きは、「ポストF1」を見据えた準備ではないかとの見方を呼んでいる。
40歳となったハミルトンは、すでにレース以外の分野でも幅広い活動を展開している。映画制作会社「Dawn Apollo Films」を立ち上げ、ハリウッド映画『F1』をプロデュース。さらにノンアルコール・テキーラブランド「Almave」、社会貢献活動「Mission 44」も手がけている。アブダビGP後、ハミルトンは心身のリセットを強く望んでいることを明かしていた。
「もう、すべてから離れるのが待ちきれない。今は休みに入ることしか考えていない。完全に切り離して、誰とも話さない。この冬は、誰も僕に連絡を取れないだろう」
