ランド・ノリス、3位

やったんだ、ワールドチャンピオンだ。これは、この旅を支えてくれたすべての人のための勝利だ。家族のために、チームのために、そしてマクラーレンのみんなのためにあるんだ。

今季は本当に厳しいシーズンだった。オスカーとマックスは驚くほどの競争相手で、1年を通して素晴らしい仕事をしてきた。彼らとレースができたことは光栄だったし、このシーズンを見事に戦った彼らに心から祝福を送りたい。

僕が誇りに思うのは、チャンピオンになったからではなく、この結果を実現するために僕の周りの人たちが捧げてくれたすべてのものだ。彼らを喜ばせ、その犠牲と努力に報いることが、僕にとって本当の誇りだ。

オスカー・ピアストリ、2位

ランドのチャンピオン獲得おめでとう。最後まで彼と戦えたことは本当に楽しかったし、チームにとっても素晴らしい瞬間だ。
今年最後のレースはすごく強い内容だった。戦略でリスクを取って、それがうまくいったけれど、マックスに対しては打つ手がなかった。

今季は本当に素晴らしいシーズンで、僕はとても誇りに思っている。今年学んだすべてを持ち帰って、2026年には僕自身、これまでで最も強いドライバーとして臨むつもりだ。来年何を成し遂げられるのか、本当に楽しみだ。

アンドレア・ステラ(チームプリンシパル)

今日は、マクラーレン・レーシングという大家族にとって、並外れた成果を祝う日だ。一番強く感じているのは、ランドが2025年FIAフォーミュラ1ドライバーズチャンピオンを初めて獲得し、それを持ち帰れたことを誇りに思う気持ちだ。これは激しく戦われたシーズンの素晴らしい締めくくりであり、この1年、チーム全員の最善を引き出すことになった。昨季の成功からさらにレベルを引き上げるという期待に、ウォーキングのすべてのメンバーが見事に応えてくれた。

もちろん、毎年チャンピオンになれるのは1人だけだが、ランドとオスカーの2人が、4度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンと最前線で戦える立場にいたことは、最初から抱いていた“願望”であり、“問題”ではなかった。この要求水準は極めて高かったが、我々はマクラーレンのやり方で挑み、どんな困難にぶつかっても文化を貫き、驚くほどの結束力を示した。そしてこの成功でチーム全員が報われたことが、私には心からうれしい。

ランドとオスカーは1年を通して、オンでもオフでも本当に素晴らしい活躍を見せ、マクラーレンの一員であることの価値を体現してきた。2人で14勝、34回の表彰台を積み上げ、それが2025年FIAフォーミュラ1コンストラクターズチャンピオン、チームとして10度目のタイトル、そして1998年以来となるチャンピオンシップのダブル獲得につながった。

そして、この成果は、株主、パートナー、スタッフ、ファンの揺るぎない支えなしには決して成し得なかった。また、長年協力してくれているHHPの仲間たちにも感謝したい。彼らの支えがあってこそ、今年も素晴らしい協業が実現した。

この旅を共にしてくれた皆さん、本当にありがとう。この瞬間をしっかり祝ったら、すぐに頭を切り替えて、2026年に向けた新たな挑戦に集中していくつもりだ。


ジョージ・ラッセル(5位)

今夜のレースは僕たちにとって非常にタフだった。レース全体を通して、前を脅かせるようなペースを見いだすことができなかった。スタートを失敗して6番手に落ち、アロンソを抜き返して5位に戻したが、そこからは孤独な時間だった。通常の状況では表彰台を争うペースがないことは分かっていたが、それでもフラストレーションが残った。

シーズンの終わり方としては望んだ形ではなかったが、コンストラクターズ2位を確保できたことは良かった。グラウンドエフェクト時代のこの4年間はチームとして苦しい時期で、夏休み明けからは2位獲得が僕たちの目標だった。それを達成できたが、最終的にはもっと上を目指している。2026年の大規模なレギュレーション変更に向けて、今はその実現に全力を注いでいる。

最後に、ワールドチャンピオンとなったランド・ノリスに祝福を伝えたい。彼とは長い間一緒に戦ってきたし、このタイトルを獲得するにふさわしい存在だ。来年、2026年の王座を巡って彼と再び競い合えることを願っている。

キミ・アントネッリ(15位)

今夜はマシンバランスに苦しみ、残念ながらポイント圏内に戻るだけのペースがなかった。タフな夜であり、厳しいレースだったのは間違いない。ここまで良い流れでレースを重ねてきただけに残念だが、これもレースだ。僕たちは火曜のテストに向けてやるべきことがあり、すでに2026年へ向けた準備に集中している。

今季は本当に長い旅だった。望んだ形でシーズンを締めくくることはできなかったが、最も重要なのはコンストラクターズ2位を持ち帰れたことだ。そこは本当に良かった。冬の間にシーズンを振り返り、改善できる部分を洗い出し、もっと強くなって戻ってくるつもりだ。

ランド・ノリスへのおめでとうを伝えたい。彼はタイトルにふさわしい存在だし、今季ずっと素晴らしいパフォーマンスを発揮してきたマックス・フェルスタッペンとオスカー・ピアストリにも敬意を表したい。本当に素晴らしい戦いだった。

トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ代表)

まず、ワールドチャンピオンとなったランド・ノリスに祝福を伝えたい。彼は価値ある勝者であり、彼自身、そして彼の周囲の人々にとって誇るべき成果だ。ご両親も当然この結果を誇りに思うだろうし、存分に喜んでほしい。マクラーレンで素晴らしい仕事をしたザク・ブラウンとアンドレア・ステラにも祝意を送りたい。彼らは今年、両タイトルを獲得する見事な仕事をした。

今日の我々のレースを一言で表すなら「凡庸」だ。ジョージにとっては孤独なレースで、後ろから脅かされることはなかったが、前の4台のペースには及ばなかった。彼はワンストップ戦略を成立させるためにタイヤを管理し、それをしっかり実行した。キミにとっては厳しいスタート位置からの挑戦だったが、ポイント圏に戻るだけのスピードがマシンになかった。望んだ形で年を終えることはできなかったが、コンストラクターズ2位を確保できたことは良かった。シーズン中盤以降の目標はそこだった。しかし、メルセデスとして目指すべき場所は別にある。来年、再びタイトル争いにふさわしい存在であることを証明したい。


マックス・フェルスタッペン(1位)

僕はチーム全体を本当に誇りに思っているし、ここまでの驚異的な巻き返しをとても誇らしく感じている。僕たちは決して諦めず、状況をひっくり返せると信じ続け、挑戦をやめなかった。簡単に諦めるという選択肢もあったが、僕たちは改善点を探し続け、常に信じて前に進んだ。今季は多くの困難と感情の起伏があった激動のシーズンだったが、僕はチーム全員を心から誇りに思うし、僕たちは本当に一丸となれた。シーズン後半の巻き返しは信じられないほどで、あれほどの変化を実現できたのはちょっと狂気じみていたし、僕たちは多くの壁を乗り越え続けた。今日はとても楽しかったし、特にこれほど支配的な形でレースに勝てたことがよかった。週末を通して素晴らしい仕事ができたし、できる限りのことをやったので、今日はとても満足している。わずか2ポイント差でタイトルに届かなかったことは痛いが、ザントフォールトの段階で100ポイント以上も離されていたことを考えると、僕たちの成果は非常に誇らしい。もちろん、ランドにとって今日は特別な日だし、彼が大いに喜んでくれることを願っている。初タイトルは最も感情的なものだし、子どもの頃から夢見る瞬間だ。家族も来ているし、彼がチームとともに今夜を楽しんでくれたら嬉しい。最後に、工場とサーキットのチーム全員に感謝したい。僕たちは決して諦めず、常に信じて戦った。僕は一緒に働く仲間を心から誇りに思っているし、彼らは僕にとって第二の家族だ。

角田裕毅(14位)

僕は今日、ポイントを取るために本当に全力を尽くしたし、可能性はあったと思うが、ペナルティによって難しくなった。僕たちは違う戦略を選び、ランドとのバトルまでは順調に走れていた。僕は彼を抑えようとしたが、彼のペースは速く、その後のペナルティは本当に悔しかった。2回目のスティントに入ってからは、前のマシンを抜くのがとても難しかった。今年を振り返ると、僕は最後まで全てを出し切ったと言える。運に恵まれない場面も多く、そうした小さな差が結果を左右することもあったが、それもレースだ。ランドには大きな祝福を送りたい。彼は一年を通して素晴らしく、今夜のレースでも堅実に走りきって初タイトルを掴んだ。マックスにもおめでとうを言いたい。彼は本当にすごいシーズンを戦い抜いた。彼とチームがここまでの戦いを見せてタイトル争いを最終戦まで持ち込んだことは驚異的だ。彼はグリッドで最も優れたドライバーだし、彼の仕事ぶりや引き出す力を間近で見ると、その凄さがよく分かる。彼は強いメンタリティも持ち、それはとても刺激的だ。エンジニア、メカニック、チーム全員に感謝したいし、僕は来季もここにいるので、これは本当のお別れではない。

ローラン・メキーズ(チーム代表)

まず、ランドとマクラーレンに祝意を送りたい。彼らは一年を通して素晴らしく、今季最も激しいライバルだったので、チーム全員に大きな称賛を贈りたい。今年は本当に僅差の戦いで、我々は最後まで激しく競い合い、今日のレースでは支配的なパフォーマンスで締めくくることができた。このサーキットでこれほどの走りができるとは予想していなかったので、チームとマックスがマシンを完璧に仕上げたことに大きな称賛を送りたい。ポールポジションからスタートし、勝利が見えていたが、マックスはスタートからフィニッシュまで完璧な走りをし、タイヤマネジメントも見事だった。裕毅にも感謝したい。彼は昨日も今日もチームのために尽くしてくれ、最後まで諦めなかった。我々ちにはもうやれることは残っていなかったと思う。今感じているのは、この驚異的な巻き返しに対する誇りだ。キャンパスでもサーキットでも、チームの全員が注いできた努力は本当に信じられないものだった。我々は真のレーシングスピリット、レッドブルの精神を最終ラップまで示した。


シャルル・ルクレール(4位)

僕はすべてを出し切ったし、チームはレースを完璧に遂行した。残念ながら、今日は4位が僕たちにできる最大だった。シーズンをいい形で締めくくり、みんなのために表彰台を持ち帰りたかったし、レース中にはランド・ノリスに迫る場面もあったが、オーバーテイクには至らなかったのだ。
ランドの初タイトル獲得、おめでとう。今年の彼の走りは本当に素晴らしかったし、この結果は完全に正当だ。
今年一年、サーキットとイタリアの本拠地で懸命に働いてくれたチーム全員、そして変わらず支えてくれたティフォシに心から感謝している。今年は僕たちにとって厳しいシーズンだった。
来シーズンについてはまだ白紙で、他チームの位置づけもわからず、具体的な期待値もない。今週を終えたらマラネロに戻って再編し、次のシーズンに向けてできる限りの準備を進めていくことが僕たちの仕事になる。

ルイス・ハミルトン(8位)

今日の走りには満足している。大きく前進できたし、多くのマシンをオーバーテイクしてポイント圏に戻ることができた。2ストップ戦略もうまく機能したので、チームに感謝したい。
シーズンは厳しいものだったが、フェラーリのみんなの優しさとハードワークは僕にとって大きな意味がある。僕はチームとともにあり、これからもっと良い時間が来ると信じている。テストが終われば少しスイッチを切って家族や友人と過ごし、1月にはリフレッシュして強くなって戻ってくるつもりだ。
そして、ランドにおめでとうと言いたい。同じイギリス人がタイトルを獲るのを見るのは素晴らしいことだ。彼が長年積み上げてきた努力を誇りに思うし、この結果は完全に正当だ。

フレデリック・ヴァスール(チーム代表)

まずはランドにタイトル獲得の祝意を伝えたい。彼がカート時代から特別な才能を持っていたことは明らかで、このタイトルは正当に獲得したものだ。そしてマクラーレンも、彼が仕事を成し遂げるためのマシンを与えたことを称賛したい。
総合的に見れば、パフォーマンスだけで言うと今週末は悪くなかった。ただし金曜の非常に厳しいスタートが響き、その後、サーキットとファクトリーの双方で土曜に向けて大幅な変更を施し、よくリカバリーした。しかし、このような巻き返しを強いられると細部の微調整が重要になるが、それが十分にできなかった。それが僅差の予選に影響した。そして今日のレースではシャルルがランドに匹敵するペースを示したが、現在のF1では差が極めて小さいため、少しでも取りこぼすと代償を払うことになる。ルイスも力強いペースでいいレースをしたし、見事なオーバーテイクもあった。モチベーションも高かった。ただ、より良い結果を望むなら、チーム全体として週末の初日からしっかりと固めていく必要がある。
今年一年、サーキットとマラネロの全員に感謝したい。苦しい週末があってもティフォシは常に我々を支えてくれ、その存在が与えてくれたポジティブなエネルギーは計り知れない。


アレックス・アルボン(16位)

まず、ランドのチャンピオン獲得を本当にうれしく思う。彼は今年大きな前進を遂げ、プレッシャーの中で実力を発揮し、そのタイトルは十分に値するものだ。
僕たちにとって今日は難しいレースだった。スタートは良かったが、どの段階でもタイヤのアドバンテージを持てず、そのせいで長い隊列に引っかかってしまった。
ここ数戦はタフだったが、シーズン全体としては素晴らしい一年だった。僕はチームを誇りに思うし、ミッドフィールドのトップで終えられたことも誇らしい。そこに大きな秘密があるわけではなく、ハードワーク、ジェームスの良いリーダーシップ、そして強固な基盤を築けたことが理由だ。僕たちはこの一年で大きく前進したし、2026年に向けて楽観的かつ良いマインドセットを持っている。来年素晴らしいことができると確信しているので、もう2026年が楽しみだ。

カルロス・サインツ(13位)

今週末はずっと速さがなく、今日は特に何も起きない普通のレースだった。僕たちは1ストップ戦略を選び、DRSトレインに引っかかってしまい、持っていたペースではそこからできることはほとんどなかった。
もっと重要なのは、シーズン全体を見れば誇るべき一年だったということだ。僕は自分のやり方を貫き、チームとともに年を通して着実に改善し、最終的には良い形で終えることができた。コンストラクターズ選手権5位は野心的な目標だったが、達成できたので本当にうれしい。
僕たちは貪欲さを失わず、みんなで前に進み続ける必要がある。来年に向けた強固な基盤は築けたが、常に改善の余地はある。チーム全員の努力に感謝したいし、すべてのファンに対しても心からの感謝を伝えたい。みんなのサポートは僕たちにとってすべてだ。
そして最後に、ランドの初タイトル獲得に大きな祝福を送りたい。彼は素晴らしいドライバーであり、自分らしくあることで最高の目標に到達できると証明した。おめでとう、マペットの友よ。よくやった。

ジェームス・ヴァウルズ(チーム代表)

まず最初に、ランドに心からおめでとうを伝えたい。今年のタイトルは見事なものだった。我々にとって2025年は本当に成功した一年で、これで一区切りとなる。数日後にはここアブダビで2026年に向けたテストが始まり、数週間後には2026年マシンが現実のものになる。その瞬間が待ちきれない。
今は、今年だけでなく長年にわたって我々を支えてくれたすべての人に感謝を伝える良いタイミングだ。これは我々の旅の始まりであり、これから何が待っているのか本当に楽しみだ。ありがとう。


アイザック・ハジャー(17位)

「本当に厳しい日曜日だった。今週末を通して普段のポジションを争えるだけのペースがなく、昨日P9に入れたことは僕にとってサプライズだった。ポイント圏内からスタートしたが、その位置を維持するのは難しくなると分かっていた。前向きな点に目を向けて僕のF1での初年度を振り返ると、本当に素晴らしい旅だったと思うし、VCARBの全員が一緒に成し遂げたことを誇りに思う。望んでいた最終戦ではなかったが、コンストラクターズ選手権でP6を獲得できたことは僕たちの目標であり、大きな報酬だ。」

リアム・ローソン(18位)

「チームのコンストラクターズP6獲得、おめでとうと言いたい。今日は戦略とペースで苦しんだが、僕たちは強いシーズンを戦い、この週末の目標を達成した。短い冬休みの後に再び仕事に戻るのが楽しみだ。来年は僕にとって大きなチャンスになるし、とてもワクワクしているし感謝している。」

アラン・パーマネ(チーム代表)

「今日で長いシーズンが終わったが、レーシング・ブルズにとって本当に素晴らしいシーズンだった。選手権6位という結果は驚異的だし、チームとしてP6に到達したのはこれが2度目で、大きな成果だ。これはサーキットとファクトリーの両方で働くチーム全員の献身、情熱、努力の証だ。誰もが自分を誇りに思っていい。シーズンを通して浮き沈みはあったし、アストンマーティンとの争いは最後の最後まで続いたが、この結果に本当に満足している。」


フェルナンド・アロンソ(6位)

「アブダビでの今季最終戦を、強い6位で終えられてとても良い気分だ。ここ最近は予選の方が決勝よりも良いことが多かったが、今日は日曜日のレースペースがしっかりしていて満足だ。今年は厳しい一年だったが、シーズンを通して懸命に働いてくれたチーム全員に感謝している。少し休んでから、来年の大きな変化に向けた準備に気持ちを切り替えるつもりだ。そして、初のワールドチャンピオンを獲得したランドにおめでとうと言いたい。若いドライバーにとって特別な瞬間であり、彼はその価値があると僕は思う。」

ランス・ストロール(10位)

「今日は楽しいレースだった。いくつか良いオーバーテイクがあって、チームの戦略もうまく機能して、ヤス・マリーナでの最終戦でポイントを取れたのは嬉しい。振り返れば、あと1周か2周早くピットに入っていれば、もっと上位でポイントを獲得できたかもしれない。今年はチームにとってタフな一年で、僕たちが望むほど競争力があったわけではなかった。それでも、シーズンをポジティブな結果で締めくくり、コンストラクターズ7位で終えられたのは良いことだ。」

マイク・クラック(チーフ・トラックサイド・オフィサー)

「まずは、マクラーレンとランドに、このシーズンを見事に締めくくったことを祝いたい。我々にとっても、2025年最終戦をダブルポイントで終えられたのは良い結果だった。
フェルナンドは素晴らしいレースをして6位でフィニッシュし、チームにとって貴重な8ポイントを持ち帰ってくれた。ランスも非常に良いレース運びを見せ、ハードタイヤをうまくマネジメントしながら力強いオーバーテイクを何度も決めた。彼は6つポジションを上げたが、レース後のタイムペナルティにより10位となった。
我々はコンストラクターズ選手権7位でシーズンを終えた。トラックサイドのチーム、そしてAMRテクノロジーキャンパスで働く全員に、この一年の努力と献身に感謝したい。簡単ではない場面もあったが、我々は決して前進を止めなかった。
2026年シーズンに向けて目を向ける今、17年間にわたりPUを供給してくれたメルセデスAMG HPPの仲間たちに、この場を借りて感謝を伝えたい。この協力関係が我々の歴史の大きな章を形作ってきた。
そして、いつも支えてくれるファンの皆さんにも感謝したい。その情熱と応援は我々にとって大きな意味を持つ。来月のバルセロナテストに向けて、今から全ての焦点を2026年に向けていく。」


ニコ・ヒュルケンベルグ(9位)

2ポイントを獲得できたことは、土曜日が不本意で、P18からのスタートだったことを考えると、本当にとても満足している。ここで前に進むのは簡単ではなく、特に全員がおおむね同じレースペースで走っている状況ではなおさらだ。だから全体を踏まえれば、P9にはとても満足している。シーズン最後のレースを終えるには良い形だし、ザウバーに別れを告げる良い機会にもなった。ペーターは大きな功績を残し、この業界に長く携わってきた人物で、彼が成し遂げてきたことには大きな敬意を抱いている。

今季は間違いなく良いシーズンだったと思う。多くのポジティブな出来事があった。チームとして開発し、進化し、成長し、いくつか本当に素晴らしいハイライトをつくることができた。表彰台は、ようやく肩の荷を下ろせた瞬間だったし、僕はとても嬉しかった。バルセロナ、ブダペスト、モンツァ、オースティン――本当に強い週末が多く、もちろん全てを最大化できなかったレースもあったが、それが長いシーズンにおける課題だ。総じて、僕たちは比較的満足していいと思う。これからシーズンを振り返り、休暇を楽しみ、それから僕たちを待つ新しい章に目を向けたい。

ガブリエル・ボルトレート(11位)

正直に言うと、今日はポイント目前の順位で終わってしまい、少し残念だ。残念ながら最初の周からバウンシングに苦しんでいて、僕たちはレースを最大化できなかったと思う。昨日はクルマの感触が素晴らしく、今日はポイントを取れたはずだと本気で感じていただけに惜しい結果だ。F1での僕の初シーズンを振り返ると、いくつか良い結果や強い予選もあり、特別な一年だったし、誇るべきことがたくさんある。チームの支えがなければ成し遂げられなかった。良く、価値のあるシーズンだった。これで今季は終わり、僕はもう来年に向けて動き始めたい気持ちだ。より大きな目標を争えるように頑張りたい。

ジョナサン・ウィートリー(チーム代表)

まず、ランドの初タイトル獲得に心から祝意を伝えたい。驚くべき最終決戦で、ピットウォールから見ていても本当に素晴らしい光景だった。

今日には多少の失望もあるが、これは非常に特別なシーズンの終わりに訪れたものだ。我々は浮き沈みを経験しながらも、最初の想定をはるかに超えるポイントを獲得した。70ポイントを積み上げながらコンストラクターズ選手権9位にとどまるというのは前例がなく、どれほど僅差のシーズンだったかを物語っている。

今日という一日は、我々の一年の予測不能さを改めて示した。ガビのペース不足はマシントラブルが原因だったと考えているし、振り返ればニコをもっと早く2ストップ戦略に切り替えていれば有利だった。特に終盤の彼のペースを考えるとそう言える。この点は、今後の学びとして検証していく。

一貫してポジティブだったのはピットクルーの働きで、彼らは今日もまた確かな仕事をしてくれた。今季、このチームが積み上げてきた進歩は大きく、2026年に向けた本物の勢いとなっている。

最後に、ペーター・ザウバーの素晴らしい功績と、我々が誇りを持って代表しているこのチームを形作ってくれたことに深い感謝を伝えたい。2026年にアウディF1チームへと移行していく中で、我々は楽観的で、決意に満ち、明確な目的意識を持って進んでいく。


エステバン・オコン(7位)

僕はこの形で年を終えられてとても満足だ。今日は本当に強いレース運びができたし、僕たちとしてはこれが最大の結果だったと思う。僕はレース全体を通してフェルナンド・アロンソと戦っていて、本当に大きなバトルだった。彼は中間セクターで僕にしっかり合わせてきて、ずっと接近していたし、最後までオーバーテイクが続いた。コンストラクターズ選手権でアストンマーティンの前に出るにはわずかに届かなかった。ほろ苦さはあるが、それでも来年に向けてしっかりと築ける土台となる良い最終戦だった。

オリバー・ベアマン(12位)

全体として良いレースだった。僕たちはやや早めにピットインしたが、それでも他のクルマを抑えることができた。ストロールとの場面で、進路変更が2回以上あったとしてペナルティを受けたが、僕は一度だけスリップストリームを切る動きをした。これは規則で認められているもので、その後はストレートの内側を守っていただけだ。今は冬休みを楽しみにしている。今年は本当に強い基盤を築くことができたし、それは良いことだ。そして改めて今シーズンのチーム全員に感謝したい。

小松礼雄(チーム代表)

今日のスタート時点で、我々は2台ともポイント圏内に入れることを目標にしていた。その目標はオリーのペナルティまでは達成していた。あのペナルティはかなり厳しいと感じたが、しかしルールはルールだ。P7とP10でフィニッシュしたのは本当に素晴らしい仕事であり、グリッドはP8とP11からだったことを考えればなおさらだ。我々は本当に激しく、そして見事にレースを戦った。コンストラクターズ選手権でP7を狙う巨大なプレッシャーがあったが、全員が落ち着いていた。ピットストップも良く、とくに2回目は素晴らしかった。我々は反撃できると分かっていたし、このチームは今年ずっと素晴らしい仕事をしてきて、最高の形でシーズンを締めくくった。

今日アストンマーティンを上回るという目標にはわずかに届かなかったが、選手権の順位は1レースで決まるものではない。全24戦を通しての積み重ねだ。今年我々は誇るべき成果を挙げたし、79ポイントを獲得した。昨年は58ポイントでP7だったが、今年は競争がより激しくなっている。それでも直近7戦で6戦ポイントを獲得した。2年連続でマシンを改善し、シーズンを良い形で締められたのは驚くべきことだし、来年への自信になる。チーム全員にありがとうと言いたい。みんなは誇りを持つべきだし、これは全員で成し遂げた成果だ。このグループとともに働けることをとても誇りに思っている。


ピエール・ガスリー(19位)

シーズンを締めくくるレースとしては良い内容ではなく、僕たちなりに最善を尽くしたが、ペースが足りず勝負にならなかったという以外に多く語ることはない。
ただ、1年を振り返れば、僕たちはチームとして多くを得ることができたと思う。競争力を欠いた厳しい年だったにもかかわらず、チームの向き合い方には本当に感心している。困難の中でも全員が全力を尽くし、素晴らしいメンタリティを示してくれた。これは来年にもつながるはずだ。トラックサイドのみんな、エンストン、ヴィリーのスタッフ全員に、この一年の働きに対して心から感謝したい。
僕たちは2026年のプロジェクトに大きな期待を持っているし、全員にとって白紙からの再スタートとなる来季を楽しみにしている。
最後に、ランド・ノリスのタイトル獲得を祝福したい。僅差で争われ、マックス・フェルスタッペンやオスカー・ピアストリにもチャンスがあった。2ポイント差で決まるタイトルはF1にとっても素晴らしいことで、3人とも本当によく戦った。ランドはやり遂げたし、彼にとって大きな瞬間だ。
僕たちもいつかその立場に立てるよう、これからも努力を続け、必ずその日をつかみにいきたい。

フランコ・コラピント(20位)

長く厳しいレースで、週末を通してペースが不足していた。ここ最近は難しいレースが続き、期待していた結果を得られなかった。シーズンの終わりとしては辛い展開だったが、それでも全員が最後までプッシュし続けた。
僕たちはこの一年を後ろに置いて前に進みたいが、学ぶべき点を持ち帰り、より強く戻ってくるつもりだ。厳しい状況下でも努力を続けてくれたチーム全員に感謝したい。
工場ではまだ数週間の作業が残っており、ホリデー前にすべてをまとめる必要がある。その後は休息し、気持ちを整えて、僕自身にとってもチームにとっても重要な一年となる来季に向けて再スタートを切ることになる。
最後に、ランド・ノリスにおめでとうと言いたい。彼は素晴らしい一年を過ごし、相応しいチャンピオンだ。

フラビオ・ブリアトーレ(エグゼクティブアドバイザー)

今日の結果は、今季の我々の立場を象徴している。つまり、マシンの競争力が十分ではなかったということだ。チームの全員にとって、長く厳しいシーズンだった。誰もがこの状況を終わらせたいと考えており、来季をより成功したものにするために、疲れ知らずで前進しようとしている。
マクラーレンとランド・ノリスのダブルタイトル獲得を祝福する。彼らのレベルは素晴らしく、今季のF1のベンチマークとなった。
我々は2026年に向けて、ここからさらに努力を続けていく。