レッドブル・レーシングのチーフエンジニア、ポール・モナハン氏は、角田裕毅選手のチーム加入初期のパフォーマンスを高く評価し、「彼は非常に良いチームメンバーであり、順調に適応している」と述べた。

RB21への適応に課題を抱えながらも、角田選手はバーレーン、サウジアラビア、マイアミでQ3進出を果たし、直近3戦のうち2戦でポイントを獲得するなど、期待を抱かせる走りを見せている。

マイアミグランプリの週末を前に、角田選手がスプリントでもポイントを獲得したことについて、モナハン氏は次のように語った。

「彼は実際、非常に順調に適応している。決して容易な状況ではない中でのステップアップだったが、彼は率直にフィードバックを伝え、礼儀正しく、良いチームメンバーである。運に恵まれない時もあれば、幸運な時もあったが、彼は自分の立ち位置を見つけつつある。」

「彼は自分の意見を恐れずに述べ、何を望み、何が気に入らないかをはっきりと伝える。それは良いことだ。彼はチームの一員であり、良いメンバーだ。彼は大丈夫だ。」

「彼は現在、マックスのチームメイトであることのプレッシャーをうまく回避しているようだ。それは非常に良いことだ。僕は感心している。彼にはそれ以上の芯がある。」

レッドブルの最新マシンについて、モナハン氏は次のように述べた。

「理解という点では良好だ。デビュー以来、多くの進歩を遂げている。日本(フェルスタッペンのポールポジションと勝利)はハイライトだったが、バーレーン(わずかなポイント争い)は低調だった。しかし、実際に把握し、理解するという点では、ジェッダで立ち直り、相対的にははるかに良くなった。勝てたかもしれない。」

「したがって、理解という点では良好であり、改善は小さな一歩ずつ進んでいる。魔法のような瞬間はないだろう。徐々に良くなり続け、最終的に我々がライバルよりも速く進化できるかを見ていくことになる。」

レッドブルはシーズンの第2四半期に入り、チームランキングで首位マクラーレンに141ポイント差の3位に位置している。一方、フェルスタッペン選手はドライバーズチャンピオンシップでオスカー・ピアストリ選手に32ポイント差で追いかけている。