
F1 2025シーズンのプレシーズンテストがバーレーンで行われたが、角田裕毅とイサック・ハジャーの両ドライバーは、テストを終えた時点でチームの本当の実力を完全には把握できていないことを認めた。
昨年、同チームはシーズン序盤こそ好調な走りを見せたが、シーズンが進むにつれて徐々に順位を落としていった。しかし、2025年の開幕時点での期待値は昨年以上に低く、新たに英国に拠点を設け、レッドブルとの連携を強化したものの、プレシーズンテストの結果を見る限りでは順調なスタートとは言えない。
それでも角田は、ミッドフィールドの争いに食い込める可能性があると語る。
「かなり驚いた。まあ、生産的なテストではあったと思う。少しバタバタしてしまい、思うようにいかない場面もあったけど、それこそがテストの目的だ。こうした問題が出ることで、今後のレースで同じことを防ぐことができる。3日間を終えて、個人的には満足しているし、シーズンが楽しみだ。」
また、昨年の前半戦ほどのパフォーマンスを期待するのは難しいとも述べ、シーズン序盤の厳しさを予想している。
「昨年のシーズン前半ほどのパフォーマンスは期待できないと思う。だから、トップ10争いは少し難しくなるだろうし、ポイントを獲得するのは非常に厳しい戦いになる。前進はしているが、まだ自分たちが求めているレベルには到達していない。」

