
角田裕毅は、自分とマックス・フェルスタッペンを比較するのは「不公平」だと語り、同じマシンが与えられるまでは判断を保留すべきだと主張した。ベルギーGPでの予選7位は、彼のパフォーマンスにおける大きな前進だった。この時、レッドブルはフェルスタッペンのマシンにのみ導入していた新型フロアを、初めて角田にも提供していた。
木曜日にブダペストで行われたメディア対応で、角田は現在のF1でフェルスタッペンが最強のドライバーであるとコメントした。
ただし、自分にはすべての最新アップグレードが与えられていないため、二人を比較するのは妥当ではないと主張した。
「うん、彼は今のグリッドでベストなドライバーだと言えると思う。彼が常にマシンからパフォーマンスを引き出している姿は、本当に印象的だ。すべてのセッション、すべてのグランプリで安定している。これは誰にでもできることじゃないし、彼はそれを簡単にやってしまうように見える。でも同時に、僕たちを比較するのは本当にフェアじゃないと思うし、彼と直接比べられるのは望んでいない」
「さっきも言ったけど、彼はこのマシンに9年も乗っている。一方で僕は、ようやくこのクルマに飛び乗ったばかりなんだ。だから、同じマシンが手に入るかどうか見てみよう。その時まで直接比較はできません」
また角田は「フェルスタッペンから多くを学んでいる」と語った。フェルスタッペンのようなトップドライバーがチームメイトであることは、自身の成長にとって「良い指標になる」と認めている。
「今の段階なら、直接比較もできるけど、それまでは自分に集中するよ。僕は自分がまだまだ成長できるってよく分かってるし、自分のやり方で一歩ずつ進んでいくつもりだ。
でも彼と一緒にいることで良いのは、彼からたくさんのことを学べるってことだ。彼は僕がやったことのないことをいろいろやっている。
何かを試すとき、彼を参考にして確認できるのもありがたい。彼は本当にすごいヤツで、間違いなく優れたドライバーだって認めているよ」