F1アメリカGP(オースティン)開幕を前に、角田裕毅が米国入国時に再びビザ関連のトラブルに直面したと、欧州系を含む複数メディアが報じた。短時間の別室対応を受けたものの最終的に入国は許可され、週末の参戦に支障はない見通しだ。昨季ラスベガスでも入国審査で足止めを経験しており、角田にとっては不運な“デジャブ”となった。

現地メディアデーでは、角田は表情こそ落ち着き、切り替えの早さを示した。

「今週末のオースティンは楽しみだ。オフ・トラックはすごく忙しいけど、エンジョイしている」

今季は中団争いが熾烈で、スプリント実施の今大会は金曜からの作業精度が鍵になる。角田は直近の走りに手応えを語っており、「自分とチームのリズムが噛み合い始めた」と強調。環境面の不測を乗り越え、COTAのストップ&ゴーと高速S字をどうまとめるかが入賞のトリガーだ。