
角田裕毅は、ベルギーGPとハンガリーGPでの好転を経て、レッドブルの顧問ヘルムート・マルコが初めて自分のマシンとマックス・フェルスタッペンのマシンの性能差を本当に理解したと明かした。シーズン中盤まで最新のアップグレードはフェルスタッペンのRB21にのみ投入されており、両者の間には大きな差が存在していた。
2025年オランダGPを前にした会見で、角田はスペック差とアップグレードによる変化について語った。
「もっと結果を出さなければならないのは確かだ。でも実際、夏休み前の2戦が僕を少し助けてくれたんだ」
「特にヘルムートは、僕とマックスの間にどれだけ大きなパッケージの差があったかを、あまり認識していなかったと思う。でもアップグレードが導入されてから、僕のペースは一気に良くなった」
「ハンガリーではプラクティスからマックスとの差がほとんどなくなった。それが示しているのは、僕にも可能性があるということだと思う。今のやり方を続けながら、週末を通して全てをまとめあげる必要がある。単純に速さだけに頼るわけにはいかない」
「僕はポイントを取らなければならない。だから夏休み中もその準備をしてきた。とにかくできるだけ多くポイントを取る必要があるんだ」
「チームとは、僕がどれくらいのタイミングで結果を示せば来年の契約について判断できるかという話もしている。でも、それは様子を見てみないと分からないね」
ベルギーGPでは予選前に新しいフロアを装着し、ようやくフェルスタッペンに近い仕様を手に入れた。これによって横方向のグリップが増し、加入以来最高の予選結果を記録した。残る数点のパーツが加われば、ついに完全に同一仕様となる予定だ。角田はその時にこそ、本当の実力を発揮できると意気込んでいる。
「正直、ヘルムートが心の中で僕をレーシング・ブルに戻すことを考えているかもしれない。でも彼の考えは誰にも分からない」
「今はただ、僕のパフォーマンスを示すことを求められていると思う。実際、この2戦のアップグレード以降は結果からも認めてもらえた。以前は本当に大きな差があったからね。その差が縮まったことで、彼も僕自身も少し時間を持つことができた」
「彼は僕を結構サポートしてくれている。でも、彼はストレートな人だから、チームのために、そしてポイントのために全力を尽くしている。だから僕が結果を出さなければならないのは当然だ」
「理解している限りでは、彼はまだ時間をかけてレッドブルにとって最善の選択を見極めようとしている。レーシング・ブルズも好調だし、僕が長く所属してきたチームでもある。だけど僕の最大の目標はレッドブルに残ることだ。まあ、これからどうなるかだね」
現在レッドブルはコンストラクターズランキング4位に位置しており、総得点194ポイントのうち187点をフェルスタッペンが稼いでいる。