
レッドブルの角田裕毅が、バクー金曜セッション後、「Now it makes sense(腑に落ちた)」と手応えを語った。金曜FP2は決勝ペースの仕上げに重点を置き、ロングランでの挙動やタイヤの扱いにつながった感覚を得たという。
公式サイトの現地動画でも、角田は「セットアップの方向性が見えた」と説明している。一方、複数の欧州メディアは、この発言をブレークスルーの示唆と位置づけ、今季の不振からの反転材料になり得ると分析。フリー走行のデータと改善が直結しやすいバクー特有の特徴も、角田に追い風だと伝えた。
角田は今季、マシン理解の遅れやロングランの不安定さに苦しんできたが、金曜の走行で得たフィードバックによりコントロールできる領域が広がったとの感触を掴んだ模様だ。これにより、決勝ペースの底上げを狙う戦略転換が可能となる。週末後半で、その「腑に落ちた」セットアップが持続し、他のサーキットでも再現性を示せるかが焦点となる。