ローソンとの関係について尋ねられた角田は、現在も友人であることを強調しつつも、以前ほどの親しさはなくなったと率直に語った。また、冬の間にマネジメント体制を変更した理由についても説明し、F1 2025シーズンに向けた自身の姿勢を明確にした。


ローソンとの友情について

「まず最初に、正直なところ…うーん…彼の昇格を喜んでいるかと言われると、正直、そうではない。それは嘘になるからだ。ただ、彼はやるべきことをしっかりとやりきったし、100%の力を発揮した。それは間違いない。そして、自分も100%の力を出し切った。最終的にはレッドブルがどう判断するかという話だったので、特に大きな感情はない。これが現実というだけだ。

友情について言えば、今でも友人であることに変わりはない。今でもお互いに連絡を取り合っているし、彼と話すのは好きだ。とはいえ、2020年以降は、彼とは異なるカテゴリーで戦ってきたので、連絡を取る機会は減ってしまった。結果として、友情の形も変わってしまった。

ドライバーとして見れば、彼はライバルだ。それは全てのドライバーに言えることだが、彼とは2019年までの6~7年間ずっと一緒にレースをしてきた。彼のドライビングスタイルや、どれだけアグレッシブかも分かっている。だから、それを自分のアドバンテージとして活かすこともできると思う。彼との戦いを楽しみにしている。」


マネジメント変更について

「まず、今回のマネジメント変更は、レッドブル昇格の件とは関係ない。マリオ(宮川)とルイス(アルバレス)にはとても感謝しているし、今でも友人だ。ただ、自分のチーム体制をリフレッシュしたかったというだけだ。

いずれ、どこかのタイミングで変更しようとは思っていた。結局のところ、それぞれの役割がうまく繋がっていなかったというのが大きな理由だ。マリオとルイスは才能あるマネージャーだし、彼らの仕事を評価しているが、自分にとって別のアプローチを取る方が良いと感じた。だから、大きな変更を決断した。そして今のところ、その選択には満足している。昨年よりも自然な形で繋がりを感じている。

もちろん、契約がないという状況も影響しているかもしれない。でも最終的に、契約の有無は全て自分のパフォーマンス次第だ。マネジメントチームがどれだけ努力しても、ドライバーが結果を出せなければ意味がない。

また、マネジメントチームやスポンサー、レッドブルやレーシング・ブルズとのコミュニケーションをもっと効率的にしたかった。組織としてもう少しスムーズに連携を取れるようにしたかったというのも理由の一つだ。契約がない状況はもう慣れているし、過去4年間、毎年同じ状況だったので、乗り越え方も分かっている。」


チームにおけるリーダーシップについて

「特に意識していたわけではないが、確かに以前よりも責任を感じている。ただ、もしかすると去年の今頃も似たような感覚を持っていたのかもしれない。

去年も、チームにとって自分は4年目のドライバーだったし、ダニエルは経験豊富とはいえ、最初のレースでは自分の方がマシンについて詳しかった。だから、今回もそこまで大きな違いはない。

今年はとてもタイトな戦いになると思う。各レースで100%のパフォーマンスを引き出すことが、マシン開発以上に重要になると考えている。」


ルーキーのイサック・ハジャーを支援

「そうだな、もし彼が困難な状況に陥ったら、できる限り助けたいと思う。ただ、F1のトップ20に入るようなドライバーなら、自分でどうやって乗り越えるかも分かっているはずだ。

自分もデビュー当時、ピエール(ガスリー)に直接質問することはあまりなかった。ただ、彼の振る舞いやレース準備の仕方を見て学んだ。イサックも速いドライバーだし、状況は自分の時とは違うと思うが、彼の成長を見守りたい。」