
バーレーンGP予選、角田裕毅はQ3に生き残り10位で予選を終えた。フェルスタッペンが7番手に沈んだことを考慮すれば上出来と言える位置だが、懸念されるレッドブルの低迷が本格的に顕在化した予選でもあった。
角田はその後、マシンへの適応について次のように語った。
「このクルマが機能するウィンドウが非常に狭くて、とにかくいろいろ試している。自然とパフォーマンスには上下がある。あまりストレスは感じていないけど、いつもギリギリで、ちょっとでも上に行きすぎると本当に崖みたいにダメになってしまう。」
「今のところの進歩には満足している。ただ、今やっていることを継続するだけだ。このクルマへの自信のレベルには満足しているけど、知識とか理解の部分では、まだまだなんだ。」
続いて、彼はチームメイトの走り方やセッティングを模倣しているかどうかを問われた。
「いや。セッティング面では、自然と近いところがあって、それはすごく良いことだ。ただ、マシンへの自信の面では、自分の場合は週末を通じて少しずつ積み重ねていく必要がある。だから、いろんなことを試すのは結構大きなリスクになる。走り方も、そんなに離れているわけではないと思う。マシンバランスに関して、自分が要求するものは実はかなり似ているんだ。」
「でも、ウォームアップだったり、マシンを良いウィンドウで走らせるには、セッティング以外にもたくさんの要素がある。それが今の自分が苦戦している部分だ。」
「多分、自分はこのクルマのことを半分も理解できていない。でも、今やっていることをそのまま続けて、このリズムを保ちながら理解を深めていきたい。そして、これからもっと進歩していくつもりだ。」