レッドブルは厳しい週末を迎えた。角田裕毅はピットレーンスタートを選択し、オーバーテイクが困難なハンガロリンクで、ほとんどの時間をDRSトレインに巻き込まれて過ごし、最終的には後方でレースを終えた。またフェルスタッペンは、一時5番手まで浮上したが、1ストップへの切り替えは難しく、後半にもう一度ピットインしたことで順位を落とすことになった。

「今週末はチームにとって本当に厳しいレースだった。今日はポイント圏内に入るのは難しいと分かっていたし、フロントウイングにダメージを負った時点で、実質的に僕のレースは終わったようなものだった。途中でガーニーフラップが落ちてしまって、ペースもグリップも一気に落ちた。そうなると、有効な戦略を打つことも難しくなってしまった。」

「今シーズンを振り返ると、ポジティブな面もある。特にスパで新しいフロアを投入して以降、進歩が見られる。マックスとの差も縮まっていて、数字上では彼のペースに1/10秒差まで迫っている。他の多くのドライバーがそこまで近づけるとは思えない。」

「僕は明日すぐにファクトリーに戻ってシミュレーターに入る予定だ。今回どこが悪かったのかを調べて、夏休み中にしっかり準備を進めたい。今のような形で後半戦を迎えたくはない。悔しいけど、前向きな姿勢を保って、もっと強くなって戻ってくる。」