サンパウロGPの表彰式で撮影された“親指下げ”映像をめぐり、レーシングブルズが声明を発表した。チームのスタッフが、優勝したランド・ノリスに対し観客のブーイングに同調するような仕草を示したとして批判が高まっていた。チームは「我々の価値観や精神を反映するものではない」とし、内部で対処を行ったと明らかにした。

問題の映像はソーシャルメディアで拡散し、スタッフが群衆に向かって親指を下げる様子が確認できる。ノリスはメキシコ、ブラジルと連勝中で、近時の表彰式では一部観客のブーイングが続いている。レーシングブルズは、行為の不適切さを認めつつ「スポーツマンシップと相互尊重」を強調し、速やかに内部措置を講じたとしている。

本件については欧州メディアが相次いで報じ、チームの釈明と処理方針を伝えた。チームとしての公式見解は示されたが、具体的な処分内容の詳細は公表されていない。