ニュージーランド出身のリアム・ローソンが、Visa Cash App Racing Bullsでの二度のサブドライバーとしての活躍を経て、2025年シーズンからマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングに昇格することが正式に発表された。

2024年12月にセルジオ・ペレスがレッドブルとの契約終了を発表した後、レッドブルはチームメイト候補としてローソンと角田裕毅の中から選定を行った。最終的に、ローソンがその座を獲得した。

ローソンは「Oracle Red Bull Racing」のドライバーに選ばれたことについて、次のように述べた。

「Oracle Red Bull Racingのドライバーに選ばれることは、私の生涯の夢である。8歳の頃からずっと目指し、努力してきたことだ。これまでの道のりは信じられないほど素晴らしいものであった。」

「VCARBチーム全体のサポートに心から感謝している。最後の6レースは、次のステップへの準備に大きく貢献した。」

「クリスチャン(ホーナー)、ヘルムート(マルコ、レッドブル・モータースポーツ・アドバイザー)、そしてレッドブルファミリー全体が私を信じ、この機会を与えてくれたことにも感謝している。」

「四度のチャンピオンであり、F1で最も偉大なドライバーの一人であるマックスと共に働き、彼の専門知識から学ぶことに非常に興奮している。早く始めたい!」

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーもローソンの昇格を歓迎し、次のようにコメントした。

※画像はレッドブル・レーシングWebサイトより

「リアム・ローソンが2025年にチームに加わることを発表でき、大変嬉しく思う。彼の二度にわたるVisa Cash App Racing Bullsでのパフォーマンスは、強力な結果を出すだけでなく、最高のレーサーと共に戦い、トップに立つ能力を持っていることを証明した。」

「彼の加入は、レッドブル・ジュニア・プログラムからの昇格というチームの長い歴史を引き継ぐものであり、セバスチャン・ベッテルやもちろんマックス・フェルスタッペンのようなチャンピオンやレース勝者たちの足跡を辿るものだ。」

「四度のチャンピオンであり、F1で最も偉大なドライバーの一人であるマックスと共に戦うことは大きな挑戦であるが、リアムがその挑戦に応え、来年素晴らしい結果を出してくれると確信している。」

これにより、2025年のグリッドにはローソンのほかに、F2準優勝のイサック・ハジャーが角田裕毅と共にRBのシートに座る見込み。角田裕毅が昇格を逃し、ローソンがその座を確保する形となった。