
シャルル・ルクレールは、ハンガリーGPにおける「不規則なドライビング」に対して5秒ペナルティを科され、F1スーパーライセンスに1ポイントのペナルティポイントが加算された。
フェラーリのルクレールは、ブダペストで行われた日曜のレースでフラストレーションの溜まる展開となり、ポールポジションからスタートしたにもかかわらず、最終的には4位でフィニッシュした。序盤のスティントでは独走状態だったが、そのリードを維持できなかった。
ルクレールは、メルセデスのジョージ・ラッセルとの3位争いの中でブレーキング中に動いたとされ、攻撃的なディフェンスが問題視された。この行為により5秒のタイムペナルティが科されたが、5位のフェルナンド・アロンソとのタイム差が十分にあったため、レース結果には影響しなかった。
FIAはさらに、ルクレールのスーパーライセンスに1ポイントのペナルティポイントを加えたことを発表した。これにより、直近12か月間の累積ペナルティポイントは1ポイントとなった。
F1のペナルティ制度では、12か月間で12ポイントに達すると自動的に1戦の出場停止処分が下される。スチュワードはハンガリーGPでの判断について、以下のように述べている。
「スチュワードはビデオ映像、テレメトリーデータ、車載カメラ映像を精査した。
63号車(ラッセル)はターン1のイン側から16号車(ルクレール)のオーバーテイクを試みた。
16号車はメインストレートで63号車に向かって動き、その後ブレーキング中に再び動いており、63号車との接触寸前だった。
スチュワードは、これら2つの動きが組み合わさることで不規則なドライビングと判断した。
今回は63号車がオーバーテイクに成功し、接触もなかったため、より軽いペナルティを適用する。」