アメリカGPのスプリントで起きた接触を受け、アストンマーティンのランス・ストロールに決勝5グリッド降格処分が科された。

終盤、ターン1への進入でストロールはハースのエステバン・オコンをイン側から抜きにかかるもブレーキングを誤り接触。オコンはその場でリタイア、ストロールもダメージで後にマシンを止めた。審議の結果、スチュワードは「ストロールの全面的な過失」と結論づけ、翌日の決勝グリッド降格(10秒加算に相当)を適用した。さらにストロールにはスーパーライセンスに2点のペナルティも加算され、直近12カ月の累計は7点となった。

処分により、ストロールは予選順位から5つ後方のグリッドへ後退することになり、アストンマーティンにとっては戦略の立て直しが必須となる。なお、混乱の発端となったスプリントでは、1周目の多重クラッシュに加えてこの終盤のアクシデントが発生しており、上位勢にも影響が及んだ。