メルセデスのジョージ・ラッセルは、モンツァで行われたイタリアGP予選で、Q3に向けたタイヤ選択を巡る誤解があったことを明かした。

Q1ではミディアムタイヤで最速通過し手応えをつかんでいたが、Q3ではソフトが装着され、想定した伸びを得られず。無線では「ソフトが付いてる、合ってる?僕はミディアムを望んでいた」と驚きを示した。

「僕とチームのミスコミュニケーションだ。僕も明確に伝え切れなかった。Q3でもミディアムタイヤを走らせたい、と言い、そしてガレージで、『プラン通りでいい?』と尋ねただけで済ませてしまった」

最終結果は6番手で、ポールのフェルスタッペンから0.365秒差。フェルスタッペンは1分18秒792のモンツァのコースレコードを樹立した。

なお、チームメイトのルイス・ハミルトンに前戦オランダGPの黄旗違反による5グリッド降格が科されるため、ラッセルは決勝を5番手からスタートする見込みだ。ミディアムでのフィーリングの良さを自認するラッセルが、決勝でどのタイミングで同コンパウンドを生かすのか――戦略の妙が上位進出の鍵になりそうだ。