1. G.ボルトレート (Sau) 1:11.902 +0.673s
  2. O.ベアマン (Haa) 1:11.979 +0.750s
  3. P.ガスリー (Alp) 1:11.994 +0.765s
  4. L.ストロール (Ast) 1:12.563 +1.334s

モナコGP予選Q1前半、アルピーヌの2人はミディアムタイヤでセッションをスタート。最終的にソフトタイヤへの交換を断念したが、その前にピエール・ガスリーはシケイン出口のトンネルでランス・ストロールに接触した。

ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの間で、妨害行為が疑われた。リプレイ映像では、ハミルトンがコーナーで減速し、フェルスタッペンを妨害したように見えた。

ルクレールが1分11秒229でトップに立ち、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがトップ3に続いた。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがクラッシュしたため、セッションは赤旗中断となった。アントネッリはシケイン入口でガードレールに接触し、左フロントサスペンションを破損した。

彼はQ2に進出したが、走行することはできなかった。ザウバーのガブリエル・ボルトレト(1分11秒902)が16位で敗退したほか、ハースのオリバー・ベアマン(1分11秒979)、ガスリー(1分11秒994)、ストロール(1分12秒563)、アルピーヌのフランコ・コラピント(1分12秒597)らも予選落ちした。


  1. C.サインツ (Wil) 1:11.362 +0.792s
  2. 角田裕毅 (Rbr) 1:11.415 +0.845s
  3. N.ヒュルケンベルグ (Sau) 1:11.596 +1.026s
  4. G.ラッセル (Mer) –
  5. A.K.アントネッリ (Mer) –

Q2のスタートは、アントネッリのマシン撤去とデブリ除去のため遅れた。ウィリアムズとフェラーリの2台、フェルナンド・アロンソ、ジョージ・ラッセル、エステバン・オコンはミディアムタイヤでスタートした。

他のドライバーがタイムを出し始めた頃、ラッセルがトンネル内で停止したため、セッションは赤旗中断となった。パワーを失い再スタートを試みたが、バッテリー切れのため他に選択肢がなかった。これにより、メルセデス2台ともモナコGP予選を終えることとなった。

フェラーリは2回目の走行でミディアムタイヤを履き替えたが、アロンソはウィリアムズの2人と共にセッション再開時にミディアムタイヤを履き続けた。

先頭では、ノリスが1分10秒570のラップでルクレールとアレクサンダー・アルボンを抑えトップ。アルボンは最終走行でソフトタイヤに交換し、トップ3に入った。チームメイトのカルロス・サインツ(1分11秒362)は11位で敗退した。

角田裕毅(1分11秒415)は12位でレースを終え、無線でこの出来事について不満を漏らした。一方ニコ・ヒュルケンベルグ(1分11秒596)は、ラッセルとアントネッリに次ぐ13人の出走者の中でトップだった。


Q3では、アルボンとオコンがミディアムタイヤでスタートし、残りはソフトタイヤを装着した。マクラーレンが1-2フィニッシュ。ノリス(1分10秒464)がピアストリ(1分10秒531)を0.067秒差でリードし、ルクレールはフェルスタッペンとハミルトンに次ぐ3位でトップ5に入った。

マクラーレンの2人は最終ラップを早めにスタートし、ノリス(1分10秒125)がピアストリ(1分10秒140)を依然としてリードしていた。しかし、彼らは再び周回を重ねた。その間、ルクレールは1分10秒063で最速ラップを刻んだが、ノリスは最終ラップでさらにタイムを更新した。

ノリスは1分9秒954のラップタイムを刻み、ルクレールに0.109秒差でポールポジションを獲得した。ピアストリ(1分10秒129)はハミルトン(1分10秒382)とフェルスタッペン(1分10秒669)に次ぐ3位にとどまった。イサック・ハッジャーは1分10秒923のラップタイムを刻み、6位に飛び込んだ。

アロンソ(1分10秒924)7位、オコン(1分10秒942)8位、リアム・ローソン(1分11秒129)は9位、アルボン(1分11秒213)は10位だった。接戦となったこのレースは、最終的にトップ8がノリスのタイムから1秒以内という僅差でフィニッシュした。