1978年のF1ワールドチャンピオン、マリオ・アンドレッティが、2026年からF1に参戦するチームで重要な役割を担うことが明らかになった。このニュースは、ジェネラルモーターズ(GM)とキャデラックの新プロジェクトが進行中であることをF1が正式に認めた直後に発表された。
ジェネラルモーターズとキャデラック、F1参戦へ
アンドレッティ・グローバルのF1参戦計画は一時停滞しているとされていたが、新たにマリオ・アンドレッティがGM/キャデラックプロジェクトの中心的役割を担うことが確認された。また、このプロジェクトでは2026年シーズンからF1参戦を開始するものの、初年度のエンジン供給にはフェラーリが候補に挙がっており、GMによる独自エンジンの開発は2028年まで待たれる見込みである。
マリオ・アンドレッティの役割とドライバーラインアップの方向性
NBCの報道によれば、84歳のマリオ・アンドレッティは新チームの取締役会メンバーとして大きな役割を果たす予定であり、特にドライバーラインアップの選定に影響力を持つとされる。アンドレッティは次のように語った。
「我々の立場から言えば、まずは経験豊富なドライバー~国籍は問わない~と、若いアメリカ人の才能を組み合わせる形が理想的だと思っている。これが現時点での目標だ。」
この発言を受け、F1ファンの間ではダニエル・リカルドの復帰が期待されている。リカルドはアメリカ市場での人気が高く、豊富なF1経験を持つことから、チームにとって魅力的な選択肢と見られている。
また、アンドレッティ・グローバルのインディカー・スター、コルトン・ハータ(インディカー・シリーズ通算9勝。2024年はランキング2位)が新チームのアメリカ人ルーキー候補として検討されているとの報道もある。アンドレッティは次のようにコメントしている。
「ハータは間違いなく検討される候補の一人だ。ただし、可能性を広く持っておく必要がある。実際に我々が選手権に参入するのは次のシーズン以降なので、まだ時間がある」