
マネーグラム・ハースF1チームは、今季のF1アメリカGPに向けて特別リバリーを公開した。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で毎年恒例となっている一戦限りのカラーリングで、今年もファンの注目を集めている。
Born in the USA. Built for COTA. 🇺🇸#HaasF1 #F1 #USGP pic.twitter.com/PaVEKwVjCL
— MoneyGram Haas F1 Team (@HaasF1Team) October 13, 2025
オースティン郊外に建設されたCOTAは、初開催から人気サーキットとなり、街とともにF1関係者を魅了した。バーやライブハウス、独特なカルチャーが息づくオースティンは、F1界にとって特別な街となり、アメリカGPの人気も年々高まっている。
COTAの最大の特徴は、その多彩なレイアウトだ。名物のターン1「ビッグ・レッド」は急勾配を駆け上がり、ドライバーによってライン取りが異なる。続く高速エッセ区間はシルバーストンや鈴鹿を彷彿とさせる。一方、長いバックストレートの終わりにあるターン12は最大のオーバーテイクポイントであり、さらにターン16〜18の3連続右コーナーでは観覧塔“COTAタワー”を背景に迫力の走りを見せる。
今年も3年連続でF1スプリントが開催され、金曜は1回のフリープラクティス(FP1)のみ。その後スプリント予選と土曜午後のスプリントレースが続くという、タイトなスケジュールとなる。
ハースの小松代表は次のように語った。
「アメリカGPを本当に楽しみにしている。COTAはまるでホームのように感じる特別な場所だ。スプリント開催ということもあり、週末は非常に忙しく、常にアドレナリンが出っぱなしの状態になる。シンガポールではオリーがポイントを獲得してくれたが、今度は2人とも入賞を狙いたい。ここでは小規模なアップグレードパッケージを投入するが、FP1しか評価の時間がないため、最初から完璧に合わせていくことが重要だ。挑戦に向けてチーム全員が意欲的だ。」

