レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が、2025年にセルジオ・ペレスの後任となる可能性のある候補として、角田裕毅とリアム・ローソンを挙げた。この発言は、ペレスが2024年シーズンを通じて苦戦した結果を受けたものだ。
2024年の最初の5レースで4度の表彰台を獲得したペレスだったが、その後のシーズンは低迷し、第7戦イモラから最終戦アブダビまでの間にわずか49ポイントしか獲得できなかった。これはシーズン序盤の4戦で獲得したポイント数を下回る結果であった。
この結果、レッドブルはコンストラクターズ選手権で3位に終わり、マクラーレンとフェラーリに後れを取る形となった。マックス・フェルスタッペンが2戦を残してタイトルを確定させたにもかかわらず、もし2台目のレッドブルがフェルスタッペンと同じ437ポイントを獲得していたならば、チームは200ポイント以上の差でコンストラクターズタイトルを獲得していただろう。
「リアムは厳しい状況の中で非常に良い仕事をしていると思う。彼が限られた時間とレースペースで何を達成したかを分析すれば、素晴らしい成果を挙げていることがわかる。」
「裕毅も素晴らしい仕事をしている。もしチェコ(ペレス)に関して何かが決定された場合、彼らが我々の候補となるだろう。」
ホーナーはまた、2025年のコンストラクターズ選手権で再び戦うための次のステップとして、ペレスとの今後について話し合うことを明らかにした。
「これらの議論はチェコとチームの間で行われることになる。シーズンが終了した今、我々は彼と共にこのシーズンを振り返り、どこがうまくいかなかったのかを検討し、適切な進むべき道を集団で決めていく。」
「チェコはこのチームに多大な貢献をしてくれた。2021年のアブダビでのレースや、2022年と2023年のコンストラクターズタイトル、5勝、昨年のドライバーズ選手権での2位など、彼は多くの成果を挙げている。我々は彼と共にこのシーズンを振り返り、どのように前進すべきかを話し合うつもりだ。」
「現時点で彼はまだ我々のドライバーである。そのため、来年がどうなるかを推測するのは間違っているだろう。」
さらに、ホーナーは2025年にコンストラクターズ選手権で再び戦うためには、両ドライバーが安定してポイントを獲得することが重要であると強調した。
「フェラーリは来年も強力なラインアップを持つだろう。マクラーレンもまた強力なドライバー陣を揃えている。一方、メルセデスは経験の浅いドライバーを一人抱えることになる。我々にとっては、両ドライバーが安定して結果を出し、差が大きくならないことが非常に重要だ。」
角田裕毅もまた、アブダビでのRB20のテスト後にコメントを残した。
「とても楽しかった!この4年間で初めて違う車を運転したが、この車がなぜ選手権争いをしているのか、その理由を感じることができた。自分が運転していた車との違いを大いに感じた。」
「非常に生産的な一日を過ごせた…今、私はこれまで以上に幸せだ!」