
レッドブル姉妹チームのCEOであるペーター・バイヤーは、角田裕毅には成長のために「時間」が必要だと強調した。ただし、その苦戦ぶりには驚きを隠せないと認めている。
ここ4戦で予選Q1敗退が4度、そして7戦連続ノーポイントというレッドブル史上初の不名誉な記録を更新してしまった。
これまで12戦で獲得したポイントは7。今季のベスト予選はオーストラリアGPの5位で、レーシング・ブルズに所属していた時のものだ。
姉妹チーム時代には確かな実力を示していただけに、バイヤーもこの状況には驚きを隠せない。
メディアから角田の不振について問われたバイヤーはこう答えた。
「正直に言えば、驚いている。嘘はつけないね」
「僕は彼の可能性、パフォーマンス、そしてメンタルを見てきた。フィジカル面の準備も万全で、これまでで最も強い角田裕毅を見ていた。でも今の状況については正直分からない」
「なぜこれほど苦戦しているのか、ユウキと話したことはない。彼にはただ時間が必要だと思う。おそらくこのレッドブルのマシンは本当に扱いが難しいのだろう。僕らのマシンはもっと寛容で、セッティングの幅も広い。でも速さは足りない。そこが大きな違いなんだ」