
マックス・フェルスタッペンの長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、個人的な事情により今週末のオーストリアGPを欠場することが明らかになった。
レッドブル・レーシングはPlanetF1.comに対し、2016年にフェルスタッペンがレッドブルに加入して以来ずっと彼の右腕として支えてきたランビアーゼが今回のレースを欠席し、その代役としてシモン・レニーが務めることを確認した。
“GP”の愛称で知られるランビアーゼとフェルスタッペンは、グリッド上でもっとも有名なドライバーとエンジニアのコンビのひとつであり、その間には多くの率直なやり取りが交わされてきた。
しかし、今週末のオーストリアでは、フェルスタッペンのコメントやフィードバックはレニーの耳に届けられることになる。レニーは現在、レッドブルでシミュレーションエンジニアリング部門のリーダーを務めている。
レニーにはトラックサイドでのレースエンジニアとしての経験もあり、過去にはフェルナンド・アロンソやキミ・ライコネンと仕事をしてきた。
2013年にレッドブルへ移籍し、マーク・ウェバーのエンジニアを担当。その後2014年からはダニエル・リカルドとコンビを組んだ。
2019年にはファクトリーでの役職に移行したが、2020年にはアレクサンダー・アルボンのレースエンジニアとして再びサーキットに戻った。その後セルジオ・ペレスが加入した際に、レニーは一線を退き、ヒュー・バードが新たなエンジニアとして任命された。
レニーはフェルスタッペンと直接レースでコンビを組んだことはないが、シミュレーターでのレースエンジニアとして関わっており、フェルスタッペンがファクトリーに戻った際には、レニーの声に耳を傾けていたという。

