マックス・フェルスタッペンは、レッドブルの不振が続く中、4連覇中の王者はタイトル争いからさらに後退した。

2025年ハンガリーGPの予選を終えたフェルスタッペンは、アストンマーティン2台とザウバーの後ろとなる8番手に沈み、決勝は9位でレースを終えた。

「いや、こんなのはあり得ない。絶対に違う」とフェルスタッペンはServusTVに語った。

「この週末はずっとクルマの感触が悪かった。いろいろ試したけど、何一つうまくいかなかった。それが大きな問題だ。僕が怒っても、クルマが速くなるわけじゃない」

また、日曜の決勝では無理をするつもりはないとも明かした。

「リスクを冒す意味がない。8番手スタートではどうにもならないし、マシンにダメージを負うのも避けたい」

レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコ博士は、フェルスタッペンのQ3進出を「状況を考えれば素晴らしい仕事だった」と評価した。

「信じられないことに、新品タイヤよりも中古タイヤの方が速かった。それが何かがおかしいという証拠だ」

フェルスタッペンは、チャンピオン争いはすでに終わっていると繰り返してきたが、今回のハンガリーではさらに、「今期、これ以上の勝利は望めないかもしれない」と語った。これは、数日前に移籍の噂をようやく否定した直後の発言でもある。