メルセデスのボス、トト・ウォルフのヨットで、マックス・フェルスタッペンが休暇を共に過ごす姿がサルデーニャで目撃された。これは今夏2度目の光景だ。

イタリアAutosprintによると、レッドブルのエースであるフェルスタッペンは、コスタ・スメラルダのカーラ・ディ・ヴォルペに停泊中のウォルフのマンガスタ号に招かれ、楽しそうに過ごしていたという。同じ桟橋では、シャルル・ルクレールの姿も別に確認されている。

今回の再会は、フェルスタッペンが2026年のメルセデス移籍の憶測を打ち消し、レッドブル残留を公言した後の出来事だ。しかし、来季終了後に次世代マシンが競争力を欠いた場合に離脱できる契約条項を、フェルスタッペンのマネジメントチームが確保していると見られている。

元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、WEB.deにこう語った。

「マックスの残留は驚きだったか? いや、戦略的な決断だと思う。
マックスは2026年末にレッドブルを離れるオプションを持っている。それは最大限の柔軟性を与えるものだ。レッドブルが強い状態なら、彼は正しい場所にいることになるし、そうでなければトップにいるチームを見極めて移籍できる。
もし2026年以降にメルセデスが好調を示せば、マックスは複数年契約を得られるだろう。今、長期契約で移籍するほうがリスクは高い。」