夏休み明けのF1復帰を前に、噂の渦中にあったのはインディカーで4度のタイトルを獲得したアレックス・パロウだった。将来的にレッドブルでフェルスタッペンのチームメイトになるのではという話が広がった。アメリカのトップカテゴリーで成功を収めたスペイン人は、常にF1移籍の可能性が取り沙汰されてきた。

今回の噂についても、チーム代表のチップ・ガナッシは「可能性はない」と否定した。数日後、パロウ本人も火消しを図った。AP通信に対してこう語っている。

「これはおそらく、僕のシートを狙うインディカーの別のドライバーのマネージャーが流した噂に過ぎない。僕のところには何も来ていない。全く何もだ。唯一耳にしたのは、あるマネージャーが僕のシートを狙って仕掛けた話、ということだけだった。」

夏休み明け、フェルスタッペンも記者からパロウについて問われ答えた。

「誰が十分にやれるかなんて判断するのは本当に難しい。僕はアレックスをカート時代から知っているし、インディカーで彼が成し遂げていることは本当に素晴らしい。あれだけ支配的な走りをするのは信じられないくらいだ。ただ、F1でどうなるかは分からないし、その逆も同じだ。F1ドライバーがインディカーでどう走るかなんて、想像できない。だから、その議論はあまり意味がないと思う。ただ、彼がインディカーで圧倒している姿を見るのはとても嬉しい。」

同郷のフェルナンド・アロンソも、もしパロウがF1に挑戦するなら歓迎すると語った。

「挑戦になるのは間違いない。ここにはすでに確立されたドライバーやチーム、そして独特のサーキットがある。でも彼には適応できる才能とレベルがある。結局のところ重要なのはどのクルマに乗るかだ。もしグリッド後方のマシンなら、適応できていないように見えるだろうし、苦戦する。無理をしてミスをすることもある。でも速いマシンなら、全てが少し楽になる。だから分からない。ただ、彼は間違いなくF1レベルのドライバーだ。もしチャンスがあれば、僕は心から嬉しい。僕はかつてマックスやメルセデスの時のように、もし誰かがアドバイスを求めてきたら、喜んで応じる。僕のメールはいつでも開いている。」