4度のワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルが、ルイス・ハミルトンの新たな挑戦に対し、熱いエールを送っている。ベッテルは自身がフェラーリに在籍していた当時の夢を打ち砕いたのが他ならぬハミルトンであったことを振り返った。

フェラーリは2008年のコンストラクターズ・タイトル以降、長きにわたってタイトルから遠ざかっており、ドライバーズ・チャンピオンも2007年のキミ・ライコネン以来、17年もの間王者が誕生していない。

BBCのSportsworldに出演したベッテルは、「なぜフェラーリが再び王者に返り咲けないのか?」「ハミルトンはフェラーリで成功できるのか?」という問いに対して、次のように語った。

「私の場合はうまくいかなかった。それはルイスがそこにいたからだ。だから、今度は彼がどうやってやり遂げるのか、見てみたいと思う。

彼の成功を願っている。私たちは長い間レースを共にしてきたし、彼とはとても良い関係にある。今のグリッドの中では、間違いなく最も発言力のあるドライバーだ。」

「彼のドライビングスキルについて改めて何かを語る必要はないだろう。数字や統計がすでに彼の実力を物語っている。

それでも、彼がまだグリッドに立ち、影響力を持ち、それをポジティブな形で発揮している姿を見るのは素晴らしいことだ。だから彼がチャンピオンになるように、指をクロスして心から願っている。」

とはいえ、2025年シーズンがハミルトンにとって平坦な道のりではないことも、ベッテルは理解している。それは、彼のチームメイトであるシャルル・ルクレールの存在である。

「でも、そこにはシャルルもいる。」とベッテルは続けた。

「彼とはレースを共にしたし、とても強力なラインアップであることは間違いない。最終的に、チャンピオン争いをするには、さまざまな要素がうまく噛み合う必要がある。

最後の数戦でタイトルを争うためには、すべてがかみ合わなければならない。どうなるか見てみよう。すごい接戦になるだろう。」

フェラーリという唯一無二のチームに移籍したハミルトンは、まったく新しい環境での挑戦をスタートさせた。では、そのプレッシャーは他チームと異なるものなのだろうか? この点についてもベッテルは自身の経験を交えて語っている。

「もしかしたら、(フェラーリで走ることのプレッシャーは)他と少し違うかもしれない。でも、ルイスは真のコンペティターであり、自分自身に対する期待値が非常に高い。だから、彼ならきっと乗り越えられると信じている。」