フェラーリが2026年よりゼネラルモーターズ(GM)/キャデラックF1プロジェクトにパワーユニットおよびギアボックスを供給する契約を締結したことを発表した。
2023年11月、フォーミュラ1はGM/キャデラックが2026年にフィールドの11番目のチームとして参入することを支援する原則的な合意に達したことを確認していた。その後12月初旬には、元マルシャのスポーティングディレクターであるグレーム・ロウドン氏がチームプリンシパルに就任したとのニュースが続いた。
フェラーリによれば、この技術提携契約は、同チームが2026年フォーミュラ1世界選手権への参加を認められ、FIAおよびF1から正式な承認を受けることを条件としている。
「もう一つのアメリカンチームが、モータースポーツ界で非常に尊敬されるブランドに支えられ、フォーミュラ1がアメリカ合衆国で人気を増しているこのタイミングで参入することは素晴らしいことだ」と、フェラーリのチームプリンシパルであるフレデリック・ヴァスール氏は述べた。
「したがって、我々が同チームにパワーユニットとギアボックスを供給し、この技術的な協力関係を築けることを大変喜ばしく思う。この協力関係により、フェラーリがチャンピオンシップにおいて2つの『カスタマーチーム』を持ち続けることになり、フェラーリ内での技術開発にも大きな利点をもたらすことになる。」
GM/キャデラックのチームプリンシパルに就任したグレーム・ロウドン氏も次のように語った。
「フェラーリをパワーユニットおよびギアボックスのサプライヤーとしてパートナーに迎え入れることができ、大変うれしく思う。この協力関係は、キャデラックチームとフェラーリという2つの優れた遺産を結びつけるものである。」
「適切なパワーユニットパートナーを選ぶことは極めて重要であり、我々はフェラーリの情熱、卓越性、そしてその人々の優れた能力に信頼を置いている。」