
マクラーレン・レーシングはオスカー・ピアストリとの契約延長を発表した。ピアストリはすでに2026年までの契約を結んでいたが、その期間がさらに延長されることとなった。
具体的な契約年数は明かされていないものの、「複数年契約」との発表から、少なくとも2028年までの契約である可能性が高い。これにより、チームメイトのランド・ノリス(2027年までの契約)を上回る長期契約となる。
ピアストリはこれまでの2シーズンで確かな実力を証明し、F1王者を狙えるポジションにいる。特に2024年には、マクラーレンがレッドブルやフェラーリを抑え、コンストラクターズタイトルを獲得。その快挙を支えたピアストリの活躍は、今回の契約延長につながった。
「マクラーレンの長期的なビジョンの一部でいられることを誇りに思う。2022年に契約を結んだときからチームは自分を信じてくれたし、この2年間でマクラーレンをF1のトップに押し上げる旅は、本当に素晴らしいものだった。MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)には、才能あふれる特別な人々がいて、自分がF1レースウィナーになるまでの過程を支えてくれた。
だからこそ、この伝統あるチームのドライバーとして長く走り続けられることを誇りに思う。昨年の素晴らしい成果を経験し、さらに大きなタイトルを狙いたいという気持ちが一層強まった」
マクラーレンのCEO、ザク・ブラウンも、この決定に大きな期待を寄せている。
「オスカーとの契約延長を発表できることを嬉しく思う。彼は卓越した才能を持つだけでなく、仕事に対する姿勢も素晴らしく、チームの文化にも完璧にフィットしている。彼の契約を延長することは、まったく疑いようのない決断だった。
私たちにはグリッド上で最高のドライバーラインナップが揃っている。そして、この2シーズンでオスカーがチームにとってどれほど重要な存在であるかが証明された。昨年のコンストラクターズタイトル獲得にも彼は不可欠な存在だったし、これからも一緒に世界選手権を争うことが楽しみでならない」
この契約延長により、マクラーレンのドライバーラインナップは少なくとも2027年末まで安定することとなる。ピアストリとノリスの強力なコンビは、2025年シーズン以降もF1タイトル争いの中心にいることが予想される。
