ハンガロリングの改修工事が順調に進み、サーキットは新たな姿へと生まれ変わろうとしている。2024年F1ハンガリーGP終了後から始まった大規模な改修工事は、パドック、メインビルディング、メインスタンドなど、サーキットの主要施設を一新するもので、現在、その第二段階が進行中だ。

このプロジェクトでは、2024年7月のF1開催後わずか1週間に工事が開始され、現在620人の作業員が日夜作業に従事している。昨年夏のF1開催以降、半年間で23,785立方メートルのコンクリートが打設され、7,604トンの鉄筋が設置され、759平方メートルの石造構造物が建設された。

ハンガロリングCEOのゾルト・ギュライは、「サーキットは驚くべき変貌を遂げている。新しいメインビルディングとメインスタンドが急速に建設されており、日々、その姿が変わっている。これはハンガリー最大の建設プロジェクトの一つであり、ハンガリー建設業界のハイライトとも言えるだろう。2025年のF1ハンガリーGPでは、メインビルディングが完全に完成していないため、レースコントロールやメディアセンターを一時的に設置する必要があるが、国際的なフィールドを迎え入れる準備は万全だ。サーキットの変化に驚く多くの顔を見ることになるだろう。そして、F1チーム全員が、この新しいサーキットに満足してくれると確信している。」と述べた。