ランド・ノリスは、ラスベガスグランプリで4度目のF1ワールドチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンを称賛した。
ノリスは、土曜夜のレースで最低でも3ポイント差をつけて勝利しなければ、わずかに残されたタイトル争いの望みを繋ぐことができなかった。しかし、フェルスタッペンとノリスの両者とも週末を通じてトップ争いに加わるペースがなく、フェルスタッペンは5位、ノリスは6位でフィニッシュ。それぞれスタートポジションを守る形となり、ノリスはボーナスポイントのファステストラップを記録したものの、フェルスタッペンが2024年のタイトルを確定させた。
フェルスタッペンの安定性を称えるノリス
「マックスにおめでとうと言いたい。もちろん自分がタイトル争いから脱落したのは残念だが、マックスはこのタイトルに値する。彼は私よりも良いシーズンを送り、誰よりもこの結果にふさわしかった。マックスには弱点がまったくないんだ。」
「彼が最高のマシンを持っているときは完全に支配するし、最高でないときでも常にそこにいて、私たちの人生を苦しくさせる存在であり続ける。本当に見事なシーズンを走り抜けた。非の打ちどころがない。」
「今週末は私たちにとって最悪だった。マックスと戦うことすらできなかった。今日は彼と戦いたかったが、それが叶わなかった。この成果を祝福したい。」
コンストラクターズ争いへの影響
ノリスはレース中にファステストラップを記録し、ボーナスポイントを獲得。チームメイトのオスカー・ピアストリも後ろに続き、困難な週末をなんとか乗り切った。しかし、フェラーリとのコンストラクターズランキングの差は36ポイントから24ポイントに縮小された。
「今日は全力でポイントを稼ぐ必要があった。シーズン終盤でどのポイントも重要になるし、フェラーリは良いパフォーマンスを見せている。でも、今週末は我々にとって特異なケースだったと思いたい。次のレースでは、普段のペースに戻れると期待している。」
「とはいえ、普段のペースが最速かどうかはわからない。最近は我々、フェラーリ、メルセデス、レッドブルが並び、次の週末やその次の週末で誰がトップに立つか予測できない状態だ。」
「ファンにとってはエキサイティングだろうが、私たちにとってはストレスでしかない。ドライバーとしては本当に厳しい。しかし、戦い続けなければならない。コンストラクターズ争いはまだ十分に生きているし、私たちが勝てると信じている。だが、それが簡単ではないことも間違いない。」